東京大学タグの記事一覧
-
トップインタビュー(株式会社meleap CEO/Founder 福田浩士)理系ナビ2024秋号近年、技術の発達により、急速にAR(拡張現実)が私たちの身近なものになっている。そうした中で、現実世界では体験できない楽しさを世界中に届けているのが、ARスポーツ『HADO』(ハドー)だ。AR空間で手から“かめはめ波”のようなエネルギーを放出し、仲間と協力しながら対戦するという全く新しいARスポーツを生み出したのが、株式会社meleapのCEO福田浩士氏である。『HADO』が生まれた経緯やこれからの事業ビジョン、さらに福田氏の学生時代から起業に至るまでのキャリアや仕事観について、話を聞いた。
-
トップインタビュー(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 理事 兼 宇宙科学研究所長 國中 均)理系ナビ2024夏号2024年1月20日、JAXAの小型月着陸実証機「SLIM」が、日本で初めて月面着陸に成功した。着陸姿勢が乱れたことで太陽光パネルでの発電ができず、一度は電力を失ったものの太陽の向きが変わって電源が復旧。必要なデータを取得し、新たな画像の送信に成功した。着陸成功直後の記者会見で「ギリギリ合格の60点」と少し辛口評価をしていたのが、宇宙科学研究所長の國中均氏だ。これまでのキャリアで小惑星探査機「はやぶさ」のエンジンを担当し、「はやぶさ2」ではプロジェクトマネージャを務めた國中氏に日本の宇宙開発の状況や、「はやぶさ」のエピソードを聞いた。
-
トップインタビュー(ビジネスコンサルタント/著述家 細谷 功)理系ナビ2020秋号自由に街を歩き、旅行やイベントへ行き、友人と食事に出かけ談笑する——1年前は当たり前だった生活が、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、当たり前ではなくなった。就職活動も同様に、合同説明会は続々と中止となり、面接などのオンライン化が進んだ。何が起こるのか分からない今、理系学生たちはどのようにキャリアを考えるべきか。ベストセラー『地頭力を鍛える』の著者であり、フェルミ推定やアナロジー思考など「思考力」についての出版・講演を数多く行うビジネスコンサルタント細谷功氏に話を聞いた。
-
トップインタビュー(Ubie株式会社 共同代表取締役/エンジニア 久保恒太)理系ナビ2020冬号新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は、医療現場が抱える課題を世に広く知らしめることになった。以前から医師の平均残業時間は月間160時間を超え、「過労死ライン」とされる月80時間の2倍である。医療現場で働き方改革がなかなか進展しない理由のひとつは、デジタル化の遅れだ。そこに一石を投じるスタートアップ企業が、AIで問診を行うサービスを提供する、Ubie(ユビー)株式会社だ。代表の久保氏は、学生時代から「医療×AI」で世界に打って出ることを志し、病名予測アルゴリズム開発に取り組んでいた。その起業ストーリーを聞いた。
-
トップインタビュー(株式会社HIROTSUバイオサイエンス 代表取締役 広津崇亮)理系ナビ2021夏号生物の能力は、計り知れないものがある。線虫という体長1ミリ程度の生物は、その優れた嗅覚で、がん患者と健康な人の尿の匂いを嗅ぎ分けられるという。株式会社HIROTSUバイオサイエンスの代表・広津崇亮氏は、九州大学大学院理学研究院助教時代に起業し、線虫の嗅覚を用いた画期的ながん検査『N-NOSE』を実用化させた。研究者だった広津氏が、いかに「線虫によるがん検査」というテーマに出会い、起業に至ったのか。その半生を紐解くと、世の常識に流されない意志と、チャンスを逃さない決断力が見えてきた。
-
トップインタビュー(株式会社DeepX 代表取締役 那須野 薫)理系ナビ2020夏号人口減少や少子高齢化が進み、様々な産業で働き手不足が深刻化している日本。特に、多くの熟練技能者に支えられている生産現場は、働き手不足に加えて技術継承の課題も抱えている。様々な工程で自動化・省力化が進んではいるが、未だに複雑な作業の多くは人の手で行われている。これら生産現場が直面する課題に、ディープラーニング技術で立ち向かおうとしているのが、株式会社DeepX(ディープエックス)だ。日本の人工知能(AI)研究をリードする東京大学 松尾豊研究室出身の那須野薫氏が代表を務める。那須野氏はなぜ、AI活用の対象として“ものづくり”に着目したのか、起業の背景を聞いた。
-
トップインタビュー(株式会社スペースリー 代表取締役 森田博和)理系ナビ2019冬号仮想世界を現実のように体感できるテクノロジー「VR(Virtual Reality)」。“VR元年”といわれる2016年には様々なデバイスやコンテンツが登場し、市場が急速に拡大し始めた。そんな2016年にVRサービスをローンチしたのが、株式会社スペースリーだ。同社代表取締役の森田博和氏は、大学で航空宇宙工学を専攻し、大学院ではJAXAプロジェクトに参画。そこから経済産業省に入省して留学の後、起業したという“異色”の経歴の持ち主だ。森田氏は、それぞれのターニングポイントで何を考え選択をしたのか、そしてVRを通して何を実現しようとしているのか、話を聞いた。
-
トップインタビュー(トヨタ自動車株式会社 先進技術開発カンパニー 先進安全領域 領域長/トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社 CTO 鯉渕 健)理系ナビ2019夏号「自動運転」という言葉で、どんな未来を思い浮かべるだろうか。ハンドルを握らずとも、クルマが目的地に連れて行ってくれる。無人のタクシーが街中を走り、トラックは目的地に効率よく貨物を運搬できる。人間に代わってクルマが運転してくれるなら、車内での時間の使い方も、車内のデザインも変わる。自動運転というのは単なる技術革新ではない。「MaaS」(Mobility as a Service)という言葉もあるように、「モノからサービスへ」のパラダイムシフトが自動車業界にも起こっているのだ。破壊的なイノベーションが様々な産業構造を変えようとする時代に、理系人材はどのように生き抜くべきか。トヨタのエンジニアとして車両制御に長く携わり、現在は自動運転の先行開発を行うトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社(以下、TRI-AD)のCTOを務める鯉渕健氏に聞いた。
-
トップインタビュー(エルピクセル株式会社 創業者/代表取締役(CEO) 島原佑基)理系ナビ2019春号“第3次AIブーム”と言われる昨今。医療や製薬といったライフサイエンス領域においても、それは例外ではない。「病気を早期かつ正確に発見することができたら」「治療法や新薬開発が、もっと早く進んだら」--人類が抱える、切なる願い。世界的な企業や大学、研究機関がしのぎを削るこの領域で、注目を集める東大発ベンチャーがある。ライフサイエンス領域の画像解析に強みを持つ、LPixel(エルピクセル)だ。CEOの島原氏は、IT企業に勤めながら同社を創業。以来、順調に成長を続けているエルピクセルとはどのような会社なのか、そして島原氏のキャリア観とは--。
-
トップインタビュー(株式会社PKSHA Technology 代表取締役 上野山 勝也)理系ナビ2018春号「AI(人工知能)が囲碁の世界トップ棋士に圧勝した」「AIでコールセンターやチャットでの問い合わせ対応を自動化」「高度な自動運転機能を市販車に搭載」「AIスピーカーで生活がより便利に」-近年、AIの技術進化やビジネス活用のニュースを目にする機会が増えている。まさに、空前のAIブームだ。こうした状況の中で、様々な業界から注目される東京大学発のAI技術ベンチャーがある。ソフトウエア自身がデータから学習する「機械学習・深層学習」技術を用いたアルゴリズムを提供するPKSHA Technologyだ。AIにより、世界はどう変わるのか。そして、AI革命の時代を生き抜くには、何が必要なのだろうか。
-
トップインタビュー(株式会社マネーフォワード 代表取締役社長 CEO 辻 庸介)理系ナビ2017秋号近年、金融領域において革新的なサービスが次々と生まれている。金融を意味する「ファイナンス(Finance)」と、技術を意味する「テクノロジー(Technology)」を組み合わせた「フィンテック(Fintech)」というワードを目にしたことのある読者も多いだろう。「お金の問題をテクノロジーで解決したい」そんな想いのもと、資産管理サービス『マネーフォワード』を生み出し、日本におけるフィンテックを牽引しているのが株式会社マネーフォワードだ。同社を創業した代表取締役社長の辻庸介氏から、これまでのキャリアと理系学生へのメッセージを聞いた。
-
トップインタビュー(株式会社エムスクエア・ラボ 代表取締役 加藤百合子)理系ナビ2017冬号日本の農業は、後継者不足、旧来の商習慣や流通、食の安全など、様々な問題に直面している。こうした農業の複雑に絡み合った課題解決に挑むのが、エムスクエア・ラボだ。創業者の加藤百合子氏は、食糧難への問題意識から東大農学部へ進学。その後NASAのプロジェクト参画や産業機械の研究開発など様々な経験を積んだ後、起業。現在は農業の流通改革に取り組む「ベジプロバイダー事業」、農業ロボットの開発、そして教育までも視野に入れた事業を展開している。そんな加藤氏の原点やモチベーションについて伺った。
-
トップインタビュー (チームラボ 代表 猪子寿之)理系ナビ2016冬号みんなが描いた魚の絵がスクリーンで泳ぎ出す『お絵かき水族館』や、手元のスマートフォンでオーナメントを選んでスワイプすると、屋外で立体的に投影されたクリスマスツリーに飾り付けられる『チームラボクリスタルツリー』など、いま話題のデジタルアートで注目を集めているチームラボ。「デジタルアートで社会に影響を与えたい」という猪子氏にアートが持つ可能性や理系学生へのメッセージを聞いた。
-
トップインタビュー(株式会社ALE 代表取締役社長 岡島礼奈)理系ナビ2016夏号神秘的な一瞬の輝きで、昔から多くの人々の心を魅了してきた流れ星。その流れ星を人間の手で自在に生み出すことができたら——そんな夢のようなプロジェクトに挑み、2018年のサービス実現を目指しているのが株式会社ALEの岡島礼奈社長だ。天文学の博士号を取得し、「天文学とビジネスをつなぎたい」と語る岡島氏に、仕事観やキャリアについて話を聞いた。
-
トップインタビュー(株式会社アクセルスペース 代表取締役 中村友哉)理系ナビ2016春号“宇宙”と聞いて、あなたはどんなイメージを抱くだろうか。人類の夢、未知の領域といったワードを思い浮かべる方がいるかもしれないが、いずれも私たちの生活から縁遠いものと感じている方が大半だろう。事実、これまでの宇宙開発は国家主導で莫大な予算と時間をかけて取り組むというのが常識だった。しかし、そんな常識を打ち破り、宇宙をもっと身近な存在にしようとしているベンチャー企業が、中村友哉氏が代表を務める株式会社アクセルスペースだ。
-
トップインタビュー(株式会社リバネス 代表取締役 CEO/博士(農学) 丸 幸弘)理系ナビ2015夏号「科学技術で世界の問題を解決したい」そんな想いを抱いている理系人材は少なくないだろう。しかし、実際に社会を見てみると、培った専門性を活かす場がなかなか見つからなかったり、有望な技術があってもビジネス化に苦戦していたりといった現実にぶつかる。そんな中、博士を積極的に採用し、様々な社会課題の解決に取り組んでいるのが株式会社リバネスだ。同社を立ち上げたのは、自身も農学博士である丸幸弘CEO。理系人材のポテンシャルを最大限に引き出しながら、社会的意義の高いプロジェクトをビジネスとしても成功させている丸氏の原点と理系学生に向けてのメッセージを聞いた。
-
トップインタビュー(株式会社 Preferred Networks(PFN)/株式会社 Preferred Infrastructure(PFI) 代表取締役社長 最高経営責任者 西川 徹)理系ナビ2015冬号「人工知能(AI)」と「IoT(Internet of Things)」によって近い将来、我々の生活は劇的な変化を遂げるだろう。加速度的に進化を遂げる人工知能とIoTは、すでに様々な領域で実用化が進められている。その人工知能×IoTの分野で世界の最先端を走っているのが、西川徹氏が代表を務めるベンチャー企業、プリファードネットワークスだ。人工知能によってどのような世界が実現され、その中で人間はどんな価値を発揮すべきなのか――
-
トップインタビュー(株式会社リプロセル 代表取締役社長 横山周史)理系ナビ2017春号2000年代初頭、日本に到来したバイオベンチャーブーム。「大学発ベンチャー1000社計画」など国を挙げた取り組みも追い風となり、バイオベンチャー企業は急増した。しかしブームから10年余、事業が軌道に乗っている企業は非常に少ない。そうした中、iPS細胞ビジネスのパイオニアとして成長しているのが株式会社リプロセルだ。同社を率いるのが、代表取締役社長である横山周史氏。東大で博士号を取得後、外資系戦略コンサルティングファーム、メーカーの新規事業開発を経て同社の経営に参画した横山氏のキャリアストーリーと、理系学生へのメッセージを伺った。