Q1.参加したインターンシップについて教えてください

学部生の頃からアクチュアリーを志望しており、特に商品設計など仕事の幅が広いことから保険業界に興味を持っていました。そこでインターンシップは大手生命保険・損害保険会社のアクチュアリーコースを中心に情報収集をし、最終的には損害保険会社1社、生命保険会社3社のプログラムに参加しました。

その中でも最も志望度の高かったソニー生命は、アクチュアリーコースの実施が秋にしかなかったため、夏は経営企画のプログラムに参加しました。いずれも期間は3~4日間で、会社説明とグループワークが行われました。

Q2.参加してどんなことを感じましたか?

グループワークの内容は、アクチュアリーの業務や経営企画など、仕事の一部を垣間見られるようなテーマで、貴重な経験になりました。最初に参加した損害保険会社のインターンシップでは、グループワークのメンバーが積極的な人ばかりで議論が活発に進みました。最初は圧倒されて、ついていくのに精いっぱいでしたが、その後のインターンシップに向けて非常にいい刺激を受けられたと思います。

ソニー生命は経営企画業務の体験で、かなり難しい内容でしたが、学生の自主性を引き出すようなプログラムで、各グループにつくメンター社員の方は質問をすれば的確に回答してくれました。オンラインかつ数日間という短い時間ですが、社風の違いも感じられてよかったです。

Q3.インターンシップの選考対策はどのように進めましたか?

インターンシップの情報は、ナビサイトやスカウトメールから収集し、説明会に参加した印象も含めて、エントリー先を絞り込んでいきました。選考に向けた対策は、SPIの問題集を買って解いてみるほかに、就活系YouTuberが発信する情報も参考にしました。面接に臨むための心構えや、面接官の視点、グループディスカッションで見られているポイントなど様々な発信があり、インターンシップ選考対策のみならず、本選考対策にもかなり活用していました。リアルな情報を得ることができるのでお勧めです。

Q4.インターンシップに参加して就職活動に役立ったことは?

企業説明やグループワークの内容ももちろんですが、実際にその企業で働く社員の方と接する中で、社風も含めて様々な側面から企業を見ることができました。

特にソニー生命は、ランチタイムに社員の方と交流できる場を作ってくださりました。貴重なコミュニケーションの機会を設けていただいたことで、より企業に対する理解が深まりました。自分が将来働く企業を選ぶ上で、事前にこうした多面的な企業の姿を知っていることは、非常に重要だと思います。

Q5.これからインターンシップや就職活動を控えている理系学生にアドバイスをお願いします

「インターンシップにはたくさん参加した方がいい」という意見もありますが、私は体力や学業とのバランスを考えて、ある程度絞り込んで受けた方がいいと思います。特に志望業界・職種が定まっている場合は、数を稼ぐよりも1社1社の企業研究を集中して行った方が、本選考にも活きてくると感じました。だからこそ事前に情報収集をしっかりとして、どのインターンシップを選択するのかを考えたほうがいいでしょう。

そして情報収集をするうえでは、就活仲間のネットワークは大切だと思います。私はコロナ禍かつアクチュアリー志望の女子学生が少ないということもあり、そこに苦労したからこそ、これから就職活動を始める方には、気軽に情報交換ができる相手をつくることをオススメしたいです。

●プロフィール

所 属お茶の水女子大学大学院 理学専攻数学コース 修士2年
参加したインターンシップ生命保険会社/損害保険会社(アクチュアリー、経営企画)