Q1.参加したインターンシップについて教えてください
数理的な素養を活かして会社に貢献できる点に魅力を感じ、アクチュアリーのインターンシップに絞って選考を受けました。生命保険アクチュアリーに最も関心があったのですが、まずは幅広く知識を得たいと考えて生命保険会社3社、損害保険会社2社、信託銀行1社の合計6社に参加しました。内容はグループワークが中心で、アクチュアリーの仕事に触れられるものでした。
Q2.参加してどんなことを感じましたか?
大学で専攻しているアカデミックな数学と、実務で使う数学の違いを認識できました。アカデミックな数学は完全なる束縛条件のもとで取り組みます。一方、実務の場合は現実に起こった状況を鑑みて柔軟に対応することが必要です。そのギャップを感じることができ、有意義な機会でした。
また、社員の方々と接する中で、その会社の特徴も感じられました。ある生命保険会社は最終日に懇親会があり、オンラインでしたが、マンツーマンで色々な社員の方とじっくり話をすることができたことで、さらに理解が進みました。Q3.インターンシップの選考対策はどのように進めましたか?
まずアクチュアリーを募集している大手企業については、早い段階でマイページを作って情報をすぐに入手できるようにしました。また、就活サイトにも複数登録し、広く情報収集をしていました。
インターンシップに応募する時には、同じ大学の先輩にエントリーシートを添削してもらい、「分かりやすく伝わっているか」「独りよがりな表現になっていないか」などを確認してもらいました。
面接には“ガクチカ”と志望動機を簡単にまとめる程度で臨みましたが、あまりうまく伝えることができず、もっと対策をしておけばよかったと後悔しました。その反省を活かして、本選考の前には理系ナビに模擬面接をお願いしました。客観的な視点で鋭い指摘やアドバイスを受けられてよかったです。
Q4.インターンシップに参加して就職活動に役立ったことは?
二つあります。一つ目は、会社の差別化ができたことです。以前はホームページでしか情報を得ることができず、どの会社も似たような印象でしたが、インターンシップに参加することで、各社の事業の特徴や社風の違いを感じることができました。自分に合う会社かどうかもある程度分かったので、志望順位もつけやすかったです。
二つ目は、会社が大切にしているキーワードを知ることができたことです。各社が掲げる理念やビジョンを、社員の方々がどう捉えて体現しているのか、会話の中からうかがい知ることができました。そのキーワードを自分の志望動機などにも落とし込むことで、本選考につなげていきました。インターンシップに参加しなければ、ここまで各社の個性を掘り下げることはできなかったと思います。
Q5.これからインターンシップや就職活動を控えている理系学生にアドバイスをお願いします
インターンシップの前に、何を目的に参加するのかをしっかり決めておいた方がいいと思います。会社選びの軸をある程度明確にできていれば、社員と話をする際に的確な質問ができるはずです。
私は目的が漠然としたままで参加してしまったため、アクチュアリーの仕事内容や会社の特徴はある程度把握できたものの、最終的な決め手となるような情報まで得られなかったという反省があります。本選考の前の段階で、これほど社員の方々とリアルに接する機会はなかなかありませんから、後悔しないためにもインターンシップの段階でぜひ準備をしておいてください。
●プロフィール
所 属 | 北海道大学大学院 情報科学院 情報科学専攻 修士2年 |
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参加したインターンシップ | アクチュアリー(生保・損保・年金) |
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