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理系の就活体験談97

【キャリア情報誌 理系ナビ 2025年秋号 掲載記事】


Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか

修士1年の4月から情報収集や説明会、イベントに参加しました。数社の夏インターン参加後、ITやコンサル業界の早期選考を受けつつ、冬インターンにも参加。年明け以降は本格的にアクチュアリーの本選考を受けました。


Q2.どんな業界や職種を希望しましたか

大学では机上で展開されていた数学の理論を、損害保険業界では事業の持続的成長の主な手段として活用し、社会貢献に繋げている点からアクチュアリーに興味を持っていました。他方、授業で学んだデータ分析との親和性からITやコンサル、シンクタンクなどにも興味がありましたが、想像以上にビジネスセンスが求められる業界だと感じました。専門性や技術力、学んできた数理の理論がより活かせるという観点から最終的にアクチュアリーを志望しました。


Q3.内定先を決めたポイントは

三井住友海上への入社を決めた理由は、インターンシップで感じた社員の雰囲気や会社の姿勢です。会社全体として人を大事にする文化が浸透しており、士気が高いながらも穏やかな雰囲気に惹かれました。

就職活動では企業も学生に対して「よく見せよう」と繕うのが普通だと思います。しかし、同社は「就活生の成長の機会を提供する」という実直な姿勢で、人事や現場社員、さらに内定者からも就職活動への細かなフィードバックを貰えました。インターンシップ後も就活生への細かな気遣いが感じられ、その誠意ある部分に魅力を感じました。


Q4.就職活動で一番苦労したことはなんですか

就活当初、自己分析が上手にできなかったことです。巷にある自己分析のワークシートなどで進めていたものの、その回答をどうキャリア選択に繋げたらいいか、曖昧な状態で就活を進めていました。

そんな中、就活で出会った社員や人事から働き方やキャリアに関してリアルな声を聴くことで、自身が目指す社会人生活への解像度を高めていきました。最初からベストを目指すのではなく、都度更新する姿勢で自己分析に取り組むことが大事だと感じました。


Q5.就職活動で大切だと感じたことは

いかに相手目線になれるかだと思います。企業の方がどういった情報を引き出したいのか、どんな意図でその質問をしているのかを想像し、しっかり応えるように意識しました。

例えば、事前に採用サイトで求める人物像を確認することで、それに沿った自身のPRポイントを選び表現しました。面接で緊張した際にうまくいかないこともあるかもしれませんが、同じ失敗を繰り返さないよう意識的に振り返りを行うことも大事です。


Q6.理系ナビのサービスはいかがでしたか

アクチュアリー採用を行う企業のまとめ情報の配信や、世の中にどのような保険会社があるかをナビサイト上で知れたのは役に立ちました。

また、理系ナビ主催の「アクチュアリー就活フォーラム」のイベントは印象に残っています。各業界を代表する企業人事の方から、アクチュアリーの立ち位置や求める人物像を説明いただき、各業界への理解を深められました。研究室の後輩には、来年以降必ず参加するように伝えています。


Q7.これから就活に臨む読者へのアドバイスをお願いします

就職活動は、将来どのような社会人になりたいか、どのような価値観を大事にしたいか、といった自分を振り返る重要な機会です。普段の大学生活では、授業や研究の課題に対してどのように向き合い、乗り越えるかを考える習慣を皆持っているかと思います。その視点を自分自身に向けましょう。きっと満足のいくキャリア選択に繋がるはずです。


●就活プロフィール

就活開始 2024年4月
就活終了 2025年4月
志望業界 金融、コンサル、シンクタンク、IT
エントリー 11社
面接社数 8社
内定社数 4社
内定先 三井住友海上火災保険株式会社(アクチュアリーコース)
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