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理系の就活体験談98

【キャリア情報誌 理系ナビ 2025年秋号 掲載記事】


Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか

修士1年の6月から情報収集やインターンシップのエントリーを進め、秋頃から文具メーカーやデベロッパー、電力会社、アサヒビールのプログラムに参加しました。

また、同時期に複数企業の早期選考も進め、合計7社にエントリーして5社の面接を受けて、最終的にアサヒビールへの入社を決めました。


Q2.どんな業界や職種を希望しましたか

大学では材料工学を専攻し、研究室ではバイオイメージング(細胞や組織の内部構造や機能を可視化し、観察する技術)に関する研究に取り組んでいますが、就活開始当初はマーケティング職を志望していました。ただ、夏のインターンシップ選考に通らなかったこともあり、大学での経験を活かしやすい研究職も候補に入れて検討することにしました。

その後、入念に自己分析を進めていく中で「やはり私には実社会や人と深く関わるタイプの仕事が向いている」と考えるようになり、改めてマーケティングや商品開発系の仕事を軸に就活を進める決意を固めました。

また、私は消費者がこだわりを持って選ぶような嗜好品に愛着があったので、酒類や食品、化粧品などを扱う企業を中心に志望しました。


Q3.内定先を決めたポイントは

アサヒビールへの入社を決めた理由は、インターンシップを通して感じた社員の方々や参加学生たちとの相性の良さに尽きます。他にも様々な企業のインターンシップや選考に参加しましたが、アサヒビール以上に「この人たちと一緒に働きたい」と感じられる会社はありませんでした。

また、私の参加したインターンシップのプログラムテーマが「2030年のアルコール体験」だったように、お酒や飲料の味や香りだけでなく、「飲むときに付随する体験」を重視して商品を開発する独自のマーケティング戦略に魅力を感じたことも、入社の決め手になりました。


Q4.就職活動で大切だと感じたことは

無理をしないことだと思います。私は特殊な装置を使用する研究に取り組んでおり、その装置を使うために地方へ出掛けることも多く、研究と就活の両立に苦労しました。自分自身では忙しくても平気なタイプだと思っていますが、周囲の人たちが無理をし過ぎている様子を見ていたこともあり、「無理せずに頑張ろう」と考えるようになりました。


Q5.理系ナビのサービスはいかがでしたか

理系ナビ主催の「理系女性のキャリアデザインセミナー」に参加しました。IT、金融、メーカーといった業界の女性社員から様々な話を聞けたので、業界それぞれの特色を明確に理解できたほか、女性のキャリアや活躍状況などについても知ることができ、その後の就活を進める上での貴重な情報が得られました。


Q6.これから就活に臨む読者へのアドバイスをお願いします

私がマーケティングや商品開発の仕事を志望しようと決めた理由は、自己分析による影響が大きいです。理系学生は大学の専攻や研究内容をストレートに活かしたいと考える人が多いですが、「自分が本当にしたいと思っている仕事は何か」「自分に向いている仕事が何か」といったことを知るためにも、しっかりと自己分析を行った上で悔いのない就活をしてほしいですね。

自己分析の手法は数多くあるので、様々な手法を試しながら自分に合ったものを探してみてください。また、面接を受けるだけでも自己分析につながるので、早いタイミングで企業面接に挑戦することもお勧めしたいです。


●就活プロフィール

就活開始 2024年6月
就活終了 2025年3月
志望業界 食品・飲料、化粧品、デベロッパー
エントリー 7社
面接社数 5社
内定社数 2社
内定先 アサヒビール株式会社 事務系総合職
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