株式会社三菱UFJ銀行
専攻を活かせる
- 数学・物理系
- 情報系
- 経済・経営工学系
- その他理系
世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループへ
世界最大級の総合金融グループである三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)。同グループの中核銀行である三菱UFJ銀行は、邦銀随一の顧客基盤と強固な財務基盤を併せ持ち、決済サービスや融資といった重要な社会インフラ機能を通じて日本の経済発展に貢献してきた。
同社は中長期的に目指す姿に「世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ」を掲げており、グローバルに変化する多様なニーズに対して、グループ全員の力で世界水準のトップクオリティを追求していく。そのビジョン実現のために最も大切なのは人材であると同社は考えており、「銀行員としての見識の広さと深さに加え、人間としても成長してほしい」という想いのもと人材育成を推進。日々の職務経験を主軸に、充実した人材育成制度で行員の『成長と挑戦』を支援している。
近年、金融業界におけるITの重要性は高まり続けており、“FinTech(金融×テクノロジー)”によって新たなサービスが次々に生み出されている。三菱UFJ銀行においても、数理能力やITスキル、論理的思考力といった理系素養を活かして多くの理系出身者が活躍中だ。同社ではフィナンシャル・エンジニアリングコースやシステム・デジタルコースなどを筆頭に様々な採用コースで理系人材を歓迎しており、理系素養を活かして多様なフィールドで活躍したいという理系学生はぜひチェックしてほしい。


株式会社三菱UFJ銀行の募集情報
株式会社三菱UFJ銀行のイベント情報
INDEX
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若手が大きな裁量を持ち、世の中にインパクトを与える金融システムを手掛ける
- 伊藤 友助いとう・ともすけ
- システム企画部 DX推進Gr
- 成蹊大学 理工学部 情報科学科 卒
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現在の仕事内容について教えてください
様々な部署のニーズを吸い上げ、AI関連のSaaS(Software as a Service)の行内導入や利活用推進を担当しています。たとえば、銀行では大量の文書を扱いますが、その内容をすべて人が確認するとなると、非常に大きな負荷がかかります。そこで、AIで文書チェックを効率化するSaaSを導入することで、現場の業務効率化に寄与しています。
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仕事のやりがいについて教えてください
社会的に大きなインパクトを与える仕事に従事できることです。入行2年目に携わった監査法人向けのシステムは、業界初の事例として新聞に掲載されました。メガバンクとして業界全体のDX化をけん引する使命と、そこで働く喜びを感じられる仕事でした。若手も指示された仕事だけではなく、目標達成までの道筋を自分で考え行動できる裁量の大きさがあります。
また、銀行のIT部門は外部ベンダーとの調整など案件推進だけを行うイメージがあるかもしれませんが、当行では自ら開発に関わる機会もあるため、技術力の向上にもつながります。システムの上流から下流まで一貫して見渡せて、さらにはデータサイエンス領域など、ITに関する高度な知見を身に付ける機会があり、日々成長を感じています。 -
理系の素養を、どのように活かせますか
自ら課題を見つけ、そこに対するプロセスを考えて実行していく仕事の進め方は、大学での研究の進め方と共通しています。同じ部署で働く人たちも、受け身ではなく常に課題意識と自分なりの考えを持っている社員ばかりなので、非常に刺激を受ける環境です。
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若手が大きな裁量を持ち、世の中にインパクトを与える金融システムを手掛ける
- 港 将太郎みなと・しょうたろう
- リテール・デジタル企画部 新事業Gr
- 大阪大学大学院 情報科学研究科 コンピュータサイエンス専攻 修了
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現在の仕事内容について教えてください
銀行サービスの基盤を外部パートナー企業に提供するBaaS(Banking as a Service)プロジェクトのプロダクトオーナーとして、要件定義や各要件の優先順位付け、開発成果物の確認、関係各所との連携などを一貫して担当しています。また、銀行と外部事業者間でのデータ連携を行うOpenAPIシステムの保守運用も行っています。
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仕事のやりがいについて教えてください
入行2年目から前述の責任のある役割を任されるなど、若手も活躍できるフィールドがあることです。アプローチの手段も若手の裁量に任されており、新しい提案も受け入れてもらえます。
一例を挙げると、私が担当するBaaSアプリの要件を具体的に落とし込むためにユーザーのペルソナを設定し、開発、営業、デザイナーなど関係各所を集めたワークショップを主催しました。そして、ワークショップのアウトプットを基にプロトタイプを開発し、ユーザーインタビューを実施して優先順位を決定するなど機能開発をスピーディーに実行しました。
銀行のシステムを作る上で、こうしたアジャイル開発の手法を採ることは珍しいですが、新しいことを取り入れる柔軟性、さらにその主導を入行2年目の私に任せてもらえたことが嬉しく、モチベーションが上がりました。 -
風土や環境はいかがですか
心理的安全性が非常に高い組織です。若手の裁量が大きいといっても、任せっぱなしではなく、どの階層の人にもわからないことを聞きやすい風土があります。働き方も柔軟で、時間や場所をある程度自分で選択できます。
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金融ビジネスの根幹をテクノロジーとデータサイエンスでリードする
- 杉山 普すぎやま・あまね
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 市場企画部市場エンジニアリング室 デジタル開発課 (銀行出向兼務)
- 東京大学大学院 情報理工学系研究科 電子情報学専攻 修了
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現在の仕事内容について教えてください
債券のセールスやトレーダー向けの業務アプリケーションの開発と、それを稼働させるためのAzureの基盤開発を担当しています。アプリケーションは、セールスやトレーダーの意思決定を支援するためのデータ収集をしたり、情報を整理して即座にインサイトを得られるよう可視化したりするものです。
こうしたアプリケーションは当社が将来にわたり競争力を保ち続けるために不可欠であり、今後も新規開発・機能強化を効率よく進めていかねばなりません。そのための基盤開発も重要なミッションです。 -
仕事のやりがいについて教えてください
企画・設計・開発・運用などの幅広い工程、そしてフロントエンド、バックエンド、インフラなどの幅広い技術領域で意思決定に関わることができます。そのため全体最適を考えながら開発を進めることができ、満足度が高いです。
金融機関では高セキュリティかつ高品質が求められるため、開発が難しい面もありますが、そこが面白さでもあります。パッケージ製品を一段深く理解して使ったり、通常意識しないような通信プロトコルなどを調べたりと、技術者にとってはチャレンジングでやりがいのある環境です。 -
理系の素養をどのように活かしていますか
金融機関では数値計算を伴うアプリケーションやシステムが多いため、数理的な素養が不可欠です。私が所属する部も理系大学院卒者が多く活躍しています。また、昨今は最新のクラウド技術を用いた開発が主ですが、古典的な計算機科学やソフトウェア工学のスキルも依然として重要です。たとえばOS、ネットワーク、アルゴリズムとデータ構造といった知見を活かせる場があります。
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金融ビジネスの根幹をテクノロジーとデータサイエンスでリードする
- 中村 文彦なかむら・ふみひこ
- 市場企画部市場エンジニアリング室 DX推進Gr
- 東京大学大学院 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 修了
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現在の仕事内容について教えてください
当行バランスシートの将来予測による資金繰り業務の高度化を担当しています。当行はお客様から預金を頂かり、貸出を行っていますが、特に外貨に関しては貸出に対して預金が少ない傾向があります。そうなると貸出を行うために、市場から資金調達をしなければなりません。
当行が保有する大量の取引データやマーケットデータに基づいて、預金と貸出の将来予測を行い、適切な資金調達計画立案につなげていくことが、プロジェクトのミッションです。分析結果は資金調達チームに提供され、調達計画の立案や判断材料として活用されます。 -
仕事のやりがいについて教えてください
メガバンクの取引データ量は膨大で、数千万行を超えます。どのような観点から分析を行うのか、優先順位をつけて進めていかねばなりません。そうしたデータに対して、自らのデータサイエンスやエンジニアリングのスキルを活用できる点にやりがいを感じます。クラウド上の分析環境で、大規模なデータに統計的な手法を使うのがこの業務の特徴ですね。技術を自分のためにインプットすることは楽しいですが、それ以上に培った技術で業務に貢献できるアウトプットを創出できたときの手応えは大きいです。
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所属組織はどのような風土ですか
データ分析やクラウド技術など最新技術に対する感度が高く、学ぶ意欲が非常に強い組織です。年次が上の人ほどインプットの量が多く、情報感度も高いため、負けられない気持ちになりますね。また当室には金融工学の知見を必要とするシステム開発を行っている部隊もおり、様々な業務に挑戦できる環境です。理系の様々なバックグラウンドを活かしながら一緒に成長していきましょう。
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数理知識や情報工学を活かし、金融商品のモデル開発・リスク管理を担う
- 鈴木 龍太郎すずき・りゅうたろう
- 融資企画部 CPM企画Gr
- 京都大学大学院 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 修了
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現在の仕事内容について教えてください
デリバティブ(金融派生商品)の価値の将来的な変動によって生じる信用リスクの管理や、シミュレーションモデルの開発、モデルリスク管理体制の高度化を担当しています。具体的には、新商品の開発に必要なロジック策定、先進的なロジックを導入する際の数値テスト、新たな規制導入に伴うモデルの改良・メンテナンスなどです。加えて、規制対応では、モデルやロジックに関する金融庁との交渉・調整といった業務も含まれます。
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仕事のやりがいについて教えてください
私たちは新商品のリスクを見積もるモデルの開発・管理を行っています。過剰なリスクの積み上げは商品そのものの魅力を否定する要因となりかねないため、営業部門をはじめとする様々なステークホルダーが納得し、かつ、精緻に適切なレベルのリスクとなるように、ロジック策定やモデル開発を進めていく必要があります。試行錯誤の末に完成したモデルがシステムに実装され、商品のリリースにつながったときには大きな達成感が得られます。
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理系の素養をどのように活かしていますか
数学的なリテラシーや学生時代の研究を通して養われた知的好奇心は、現在の仕事にも活かされています。私たちの主要な業務であるロジック策定やモデル開発では数式を扱うことが多いため、数式に慣れていることが大きな強みになります。
また、営業部門から寄せられる新商品の相談において、調べたり考えたりして新商品の特徴を理解した上で想像力を発揮してリスクを検討・管理していく一連のプロセスは理系の研究活動と親和性が高い業務だと考えています。
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数理知識や情報工学を活かし、金融商品のモデル開発・リスク管理を担う
- 稲川 裕太いながわ・ゆうた
- 市場企画部 市場エンジニアリング室 クオンツ開発Gr
- 筑波大学大学院 システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻 修了
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現在の仕事内容について教えてください
金利を対象とするデリバティブ価格を計算するソフトウェア開発や、クオンツが開発したモデルやライブラリを社内で広く活用するためのインターフェース設計・開発を担当しています。
また、クオンツとして専門性を磨くことに加え、経営的視点を学ぶために2年間アメリカに赴任した際には、IT企画やローカルスタッフのマネジメントに従事しました。 -
仕事のやりがいについて教えてください
モデル開発業務では、デリバティブの適正な価格を計算するためのモデルやツールを提供することで収益部署を支えており、お客さまや金融マーケットに貢献できていると感じます。この仕事はセールスやトレーダーから即座にフィードバックが得られるなど、仕事の手応えを実感しやすい環境があることもやりがいにつながっています。
また、LIBOR(ロンドン市場での銀行間取引金利)改革など、当行のみならず世界各国の金融機関に影響を与えるような大規模なプロジェクトに携わるチャンスもあります。 -
理系の素養をどのように活かしていますか
私は大学で研究していた線形計算と高性能計算の経験を活かしたいと考えてクオンツを選択しました。当行が掲げる「数値計算」と「高速化」の両テーマにおいて、自分のスキル・経験を大いに発揮し貢献できていること、さらにそのフィールドを拡大しながら業務に携われていると感じます。
また、モデルのドキュメントや論文を読み解くスキル、数式の展開や構築、システムの設計・実装など、理系の基本的なスキルセットを活かしやすい職種であると考えます。