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理系のインターンシップ体験談31

【キャリア情報誌 理系ナビ 2025年夏号 掲載記事】


Q1.参加したインターンシップについて教えてください

アクチュアリーに絞って検討し、企業の採用ページや、理系ナビを中心とした就活サイトで情報収集を行いました。企業についてより深く知るため、対面かつ期間が長いプログラムを優先して、生命保険2社、損害保険3社、信託銀行1行の計6社に参加しました。


Q2.参加してどんなことを感じましたか?

生命保険会社のプログラムでは、商品開発業務の体験や社員との座談会を通じて、業務イメージの解像度を高められました。損害保険会社では、保険金支払いの予測など高度な計算を伴う実務に近いワークを、信託銀行では年金コンサルティング業務を体験し、それぞれの業務内容や魅力を深く知れました。

特に印象に残ったのは、最終的に入社を決めた企業のプログラムで、事前資料の充実度や社員の人柄の良さに強い魅力を感じました。秋以降に参加した損害保険会社の総合職インターンでは、業界全体の潮流について知ることができ、保険の枠を超えた補償前後のサービスや代理店との関わり方の変化など、より深い部分まで理解が進み、損害保険業界への志望度が一層高まりました。


Q3.インターンシップの選考対策はどのように進めましたか?

エントリーシートでは、アクチュアリーへの志望度とガクチカをよく聞かれたため、過去のエントリーシートの事例などを参考にし、志望度の強さが伝わるよう意識しました。ガクチカは複数パターンを用意し、大学のキャリアセンターやAIツールを活用して壁打ちを行い、ブラッシュアップを重ねました。挫折経験などの質問にも対応できるよう、複数のエピソードを準備しておくと役立ちます。

面接では、場数を踏むことが重要だと感じたため、先輩や理系ナビの方と模擬面接を行ないました。当日は話す内容はもちろん、身だしなみにも注意を払い、リングライトの使用やカメラの画角調整といったオンライン面接の環境整備も意識しました。


Q4.インターンシップに参加して就職活動に役立ったことは?

業務理解が深まっただけでなく、各社の雰囲気を知ることで、自分に合う企業を見極めることができました。また、本選考に向けた情報収集にもつながったと思います。印象に残った社員の名前やエピソード、会社説明でのキーワードなどをメモしておき、本選考の面接時の話題として活用しました。

さらに、他の就活生と比較する中で、自分の強みを分析する手がかりにもなりました。特にグループワークでは、他の学生が協調性を重視する中で、私は進行役を積極的に担うことでリーダーとしての資質を発揮できると実感し、自己PRの材料にもなりました。


Q5.これからインターンシップや就職活動を控えている理系学生にアドバイスをお願いします

夏のインターンシップにどれだけ参加できるか、そしてそこで何を得られるかが就活を進める上でのキーポイントになります。参加する企業が決まったら、アクチュアリー試験の保険数理の勉強を始めておくのもおススメです。大変かもしれませんが、自分にアクチュアリーの仕事が合っているかを見極める助けになります。インターン参加時点では、用語の理解や基礎的な問題が解けるレベルでも十分にアドバンテージがあり、自身のキャリアを考える上でも非常に有意義です。

早期選考や本選考では、優先順位を決める上で、自分がどの位置で評価されているのかを把握することが重要です。そのためにも、インターン中に気軽に話せる友人を作れると、情報交換がしやすくなり、就活をより有利に進められると思います。


●プロフィール

所属 九州大学大学院 数理学府 数理学専攻 修士2年
参加したインターンシップ アクチュアリー(生保・損保・年金)

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