Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか

学部生の時に進学するか就職するか迷っていて、学部3年の秋から冬にかけて就活の情報収集を少しだけ行いました。結局、大学院に進学することになり、就活に関する取り組みは一時休止していました。

本格的な就職活動の情報収集は修士1年の6月から始め、8月から10月にかけて3社のインターンシップに参加しました。新卒本採用の選考は10月頃から始まり、インターンシップに参加した3社の中から自分に一番フィットしていると感じたオムロン1社に絞って選考に臨みました。無事に同社から内々定を獲得することができ、そのタイミングで就職活動を終えました。

Q2.どんな業界や職種を希望しましたか

ものづくりに携わる仕事がしたいと考え、メーカーを志望していましたが、別の角度からものづくりに関われるインフラ系商社のインターンシップにも参加しました。

オムロンのインターンシップでは、機械設備にトラブルが起きないよう“健康状態”を監視するソフトウェアの開発を手掛けている部門のプログラムに参加。これまで「自動化」というのは、「人」に対してのイメージしか持っていなかったのですが、機械設備向けのソフトウェアでも自動化が進んでいると知れてより興味が深まりました。

Q3.内定先を決めたポイントは

最終的な決め手としては、実際に働いている社員の人柄や会社風土に触れられたことで、「自分にフィットしそう」と感じたからです。社員同士が互いに気兼ねなくコミュニケーションを図って意見を言い合える、そんな環境で働きたいと思いました。私自身、ものづくりにおいてチームで協力することの大切さを重視していたので、オムロンであればそれが実現できると感じました。

Q4.就職活動で一番苦労したことはなんですか

就活初期のインターン選考で落選が続いたときは精神的にきつかったですね。早期から始まったコンサルティングファームの選考は軒並み選考落ちでした。いま振り返ってみると、当時は業界や企業研究ができておらず、自分の準備不足だったと思いますが、その時は自信を無くしかけました。

それでも、もともと負けず嫌いな性格なので気持ちを切り替え、なぜダメだったのか問題点を見つめ直し、選考の事前準備にしっかり取り組むことで通過率は上がっていきました。

Q5.就職活動で大切だと感じたことは

採用HPなど、文字だけの情報では就職する企業を選べないと思っていたので、「人」を見ようとを心掛けていました。事業内容ももちろん大事ですが「働いている人」を知ることで、本当の意味で企業を理解できると考えていました。

Q6.これから就活に臨む読者へのアドバイスをお願いします

今の就活生が特に苦労するのは「ガクチカ」だと思います。コロナ禍の影響で思うように大学に行けなかったり、いろんな活動に制限があったり、なかなか「経験」として実感できるものがなく、うまく書いたり話したりできないと思う学生が多いかもしれません。

ですが、誰もが日々の学校生活の中で課題発見して解決していくというプロセスを実践しているはずで、その一つ一つがガクチカと言えるでしょう。目の前の身近なことを一所懸命に取り組み、そこから意識したことや気付いたことを、自信を持って話してほしいですね。

●就活プロフィール

就活開始2022年6月
就活終了2022年6月
志望業界メーカー
エントリー1社
面接社数1社
内定社数1社
内定先オムロン株式会社