森北出版株式会社
専攻を活かせる
- 機械系
- 電気・電子系
- 情報系
- 建築・土木・都市工学系
新しい科学・モノづくりの発着点となる専門書を生み出す
情報、電気・電子、機械、土木、建築、数学、物理学など、多岐にわたる理工学系専門書を出版している森北出版。「情報の質」と「独自性」にこだわり、理解しやすく、実践的で体系化した質の高い情報を次代の科学・技術を担う読者に提供し続けてきた。「科学技術の発展に貢献したい」という想いから編みあげた「知」の結晶は、いつの時代も研究者や技術者に愛読され、さまざまな発明・製品が生み出される触媒となっている。
同社の編集者は第一線で活躍する研究者や技術者のパートナーとなり、書籍の企画立案から始まるあらゆる工程で創意工夫と情熱を注ぎ込み、一冊の書籍を作り上げる。広大な「知」の世界に向き合い続けるなかで自身の好奇心を満たしつつ、情報の届け手としての「質」を高めていく毎日は理系出身者にとって刺激的なフィールドといえるだろう。
森北出版では積極的に新卒採用している。編集者は全員が理系出身で、そのうち2/3以上が大学院修了者だ。科学者やエンジニアの知の礎となる書籍を自らの手で生み出し、科学技術の発展に貢献する―そんなやりがいのある仕事に取り組んでみたいという理系学生のエントリーを森北出版は待っている。


森北出版株式会社の募集情報
- インターン 理工学系専門書出版の企画・編集職(1dayインターンシップ)
- 27卒採用 理工学系専門書の企画・編集
INDEX
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本づくりの工程に一貫して携わることで得られる「ものづくり」の実感
- 岩越 雄一いわごえ・ゆういち
- 第1出版部
- 京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻 修了
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新卒で森北出版を選んだ理由について教えてください
もともと文理の垣根にこだわらず、様々なテーマの学問に興味がありました。大学では建築学を専攻しましたが、就職活動では金融専門職のクオンツやアクチュアリーと、森北出版の編集職で最後まで悩みました。最終的には、インターンシップを通じて自分の専門分野外の本を企画する面白さを実感できたこと、そして少数精鋭組織の編集者として働くことで若いうちから自分の仕事を書籍という形にできる環境に魅力を感じ、入社を決めました。
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どんな仕事をされているのですか
書籍の企画と編集に携わっています。本の出版には、世の中に遍在している知識により良い形を与え、その知識を広げていく役割があります。企画は「多くの人に求められている知識は何か」「誰がその知識を持っているか」を発見した上で、「その知識をどのような形にして伝えていくべきか」を検討するなど、書籍全体の骨格を作っていく仕事です。
一方の編集は、知識を持っている著者が執筆した原稿を、読者に伝わりやすい本の形に落とし込んでいく仕事を担当します。具体的には情報の過不足について著者と確認を取りながらの修正や、カバー装丁や各ページのデザインの方向性を決めてデザイナーへの発注、帯のキャッチコピー作成など、様々な作業を行います。 -
印象に残っている仕事について教えてください
入社1年目の秋に自分が初めて編集に関わった『入門 都市計画(第2版)』が世に出たときの嬉しさは、今でも印象に残っています。第1版の頃から好評だった本ですが、第2版では読みもの的な側面を意識した改訂を行い、読者の理解が進みやすいようなイラストの挿入やデザインの変更など、様々な部分で自分のアイデアを反映できました。
企画に関しては、入社1年目のときに練習のつもりで作った実用書の企画が通り、ようやく出版に向けての目処が付いてきたところです。内容としては、私が学生時代に使っていた3DCADの実用書になります。「こんな使い方をしたら面白いかもしれない」と考え続けてきたことが本になることもあり、企画から本づくりに携わるやりがいを実感しています。
また、森北出版では自分の専門領域から専門外の本まで幅広く担当できます。私は数学に関しては専門外ですが、『加群とホモロジー代数入門』という数学の専門書も担当しました。数学を趣味として楽しむような読者の方々を想定した解説の仕方、本としての見せ方を学ぶことができ、私自身にとっても貴重な経験になりました。 -
会社の環境や雰囲気はいかがですか
社内は静かで落ち着いており、大学の研究室のような雰囲気です。また、出版部は全員が理系ということもあり、会議などでもロジカルかつストレートに意見を交わし合える風土があります。ロジックさえ正しければ、役職や年齢に関係なく若手でも考えていることを忖度なく発信できるほか、意見を交わしたとしても会議の後はお互いにさっぱりしています。根回しのような古い慣習もないので、とても働きやすいです。
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どんな方が森北出版の仕事に向いているのでしょうか
大学での研究分野については専門家としての意見を求められることも多いので、理系で学んだ専門知識を存分に活かせます。また、論文をまとめる作業は本の企画や編集の仕事と似ているため、論文の作成経験も役に立ちます。その一方で専門分野外の本に携わる機会も多いので、自分の専門に閉じることなく、様々な分野に興味を持てる方が向いていると思います。
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理系学生にメッセージをお願いします
森北出版では、若いうちから本づくりの全工程に一貫して携わることができますし、自分で作った本を手に取れる「ものづくり」の喜びも味わえます。「若いうちから自分の裁量でものづくりがしたい」と考えている方は、ぜひ就活の選択肢の一つに加えてみてください。