面接官が評価する5つのポイント

単純に“優秀な学生が通過する”とは言い切れないのが就職活動における面接です。 面接において面接官は学生のどういった点を評価しているのでしょうか。 多くの面接官が受験者を評価する5つのポイントをまとめました。

□会話のキャッチボールができているか

『コミュニケーション力』とひとくくりでいわれることは多いですが、口達者でプレゼンテーションを上手にするよりも、面接官としっかり意思疎通することのほうが重要です。「自分が準備してきたPRを言わなければ」という想いが前のめりになって、独演会になってしまうのは好ましくありません。たとえ口下手でもしっかりと会話のキャッチボールができるよう心がけましょう。

□言語以外の印象はどうか

言語以外の印象とは、外見(服装・表情)、声(明るさ・大きさ)、立ち振る舞いなどを指します。 心理学では、その人の印象を決める要素のうち93%が非言語であるといわれ、入室してから第一声を発するまでの第一印象は、その後の発言内容の評価とも無縁ではありません。清潔感ある身だしなみや、表情、話し方などトータルで好印象を与えられるよう準備をしてください。

□会社が期待する性質を有しているか

「自主的に行動ができるか」「地道な努力ができるか」「協調性はあるか」など、多くの場合、その企業で求められる素養が複数設定されています。 面接官は学生が、それら素養を持ち合わせているか面接を通じて見極めていきます。企業研究を通じて志望企業が求めている人材像・素養を調べ、面接の際に意識できればベストです。

□志望意欲は高いか

面接が進むにつれ、問われるのは「この会社で働きたい」と本気で思っているかどうか。 一部では志望動機を問わない企業もあるようですが、それでも志望企業に対する強い想いを持つことで評価が下がることはないでしょう。 熱意が必要なのはもちろんですが、それに伴う行動(十分な企業研究など)も必要です。「この会社でなければならない」理由を言語化できるようしっかり準備しましょう。

□ビジネス視点を持っているか

突き詰めると企業は営利を目的とした共同体。そこに属するということは、当然利益を生み出すことが求められます。 日本人の生涯賃金は約3億円といわれますが、企業にとって面接はその数億円の買い物を判断する場所ともいえます。 給料は貰うものではなく、稼ぐもの。そのような意識を持って、自分は企業に対してどのように貢献できるか(メリットがあるか)イメージしてみてください。

面接官が評価する5つのポイント