インターンシップ基礎知識


インターンシップの基礎知識[その1]

インターンシップとは

インターンシップとは1990年代初頭にアメリカで開発された教育プログラムで、学生が在学中に自分の興味のある仕事や業界など、将来のキャリアに関連した就業体験を行うことができます。学生時代にインターンシップに参加することで、専門分野の学習とそれに関連した実務と体験することができ、これにより…

  • 即戦力として企業で働くためのスキル
  • ビジネス上で求められるものの考え方、視点

を身に付けることができます。
日本では1997年に政府が「経済構造の変革と創造のための行動計画」および「教育改革プログラム」を制定したことが後押しとなり、ようやく企業がインターンシップを募集するようになりました。企業側がインターンシップを導入する目的としては、

  • 学生が持つ、仕事に対するイメージのギャップを埋める
  • 自社への理解を深め、学生に興味を持ってもらう
  • 優秀な学生と早い時期に接点を持つ

といった意図があげられます。
現在インターンシップを体験する学生は年間数万人にのぼり、制度自体の認知度も非常に高くなっています。特に、学部3年生や修士1年生の夏休みに実施される「サマーインターンシップ」は、今や就職活動を成功させるために欠かせないものとなりつつあります。

インターンシップで学べるもの

  • 企業や仕事についての本質的な理解
  • 就業観やキャリア観の醸成
  • 自分に適したキャリアデザインの構築
  • 専攻分野でのさらなる知識・スキルの獲得
  • 企業や社会からの自身に対する客観的評価

など、個々人に違いはありますが、学生がインターンシップから学び取れることはたくさんあります。まずは「どのような種類のインターンシップがあるのか」や「どのような目的で実施されているか」を理解したうえで、応募する企業を選んでみましょう。