近年、金融業界では数理能力や論理的思考力、ITスキルなどに長けた理系人材の採用を強化しており、就職先として選ぶ理系学生も増えています。とはいえ、金融業界は具体的な仕事のイメージがわきにくく、敷居が高いという印象を持っている理系学生も少なくないでしょう。

本セミナーでは、そんな理系学生のために数理能力やITスキルを活かせる金融業界の専門部門「リスク管理」にフォーカスを当てて、事例も交えながら業務内容をご紹介します。

「リスク管理」のミッションは、投資や企業経営などに関わる多様なデータを収集、分析することにより、企業が晒されているリスクを特定・可視化し、収益対比で適正なリスクテイク水準を定め、損失（可能性）を適切にコントロールすることです。確率・統計、金融工学の知識に加え、ITスキルやデータサイエンスに関する知識も活用しながら、国内・海外の社会・市場環境の変化に適応したリスク管理の高度化に取り組んでいます。

本セミナーの講師を務めるみずほフィナンシャルグループ（みずほ証券）では、「リスク管理」を経営戦略の一部として考え、適切なリスクテイクとリスクコントロールを通して、持続的に企業価値を向上することを目指しています。当日は、数理能力やITスキルといった理系的素養を活かした仕事の詳細やその醍醐味を紹介します。

さらに、後半の座談会では理系出身者を含む若手現役職員を招き、リアルな現場の声を聴くことができます。座談会はみずほ証券の社員だけでなく、みずほFGの社員も登壇予定です。幅広く〈みずほ〉のリスク管理業務について知っていただければと思います。

金融機関の中でもリスク管理業務の概要をインプットできる機会は希少です。本セミナー参加にあたって、金融の専門的な知識は不要ですので、少しでも興味を持たれた理系学生はぜひご参加ください。金融領域には理系の数理能力や分析力を活かせる仕事が数多くありますので、理系の活躍フィールドとしての可能性を感じてください。


≪講師協力≫
みずほ証券株式会社（みずほフィナンシャルグループ）
みずほフィナンシャルグループの総合証券会社として戦略の中核を担っている、みずほ証券。株式や債券等の証券関連分野において、個人をはじめ国内外の機関投資家や事業法人・金融法人・公共法人等の多様なお客さまの幅広いニーズに応えている。また、最先端の AI クラスタリング技術を活用した機関投資家向け株式アルゴリズム取引ストラテジー『Compass』は米国の金融専門メディア「Markets Media」による「Markets Choice Award（AI 部門）」において最優秀賞を受賞。先端テクノロジーを活用し、技術手法の深化に取り組んでいる。