Q1.参加したインターンシップについて教えてください

学部生のときに就職活動をしていた経験から、インターンシップは絶対参加しようと考えていました。コンサルを中心に31社にエントリーし、戦略系やIT系コンサルティングファーム4社のサマーインターンシップに参加しました。いずれも5日間程度のプログラムですが、内容が濃く、成果発表を間に合わせるために徹夜をしたり、土日を充てたりすることもありましたね。8月から9月にかけては本当に忙しく、家に帰ってからも課題のことばかり考えていました(笑)。

プログラムの流れは、「特定企業の業績を改善するための施策を考える」といった課題が与えられ、リサーチからプレゼンまで行うというものが多かったです。経済情報のデータベースや社内図書館、現地調査などを活用し、「どんな情報をどのように集めるか」から自分で考え、リサーチをもとに改善施策を検討・発表します。発表内容に対して、現役コンサルタントから容赦ないフィードバックを受けたのは、いい経験になりました(笑)。

Q2.参加してよかったのはどのような点ですか

会社ごとの社風や具体的な業務内容について理解が深まった点です。情報収集・リサーチの手法については研究室で行っていたものと近く、理系としての経験が活かせると感じました。

社風については、同じコンサルでも体育会系で上下関係が厳しい会社がある一方で、気さくな社員が多いフランクな風土のところもあります。そういった社風は実際に働いてみないとなかなか分からないと思いました。インターンシップに参加するまで、就職先を選ぶ軸として“社風”というものをまったく意識してなかったのですが、複数の会社を見るうちに、「こんな社風の会社で働きたい」と思うようになりました。

その他では、社員の方とつながりができたのも大きかったですね。インターンシップが終わってからも定期的に飲み会に誘ってくれたり、就職活動の相談に乗ってくれたりしました。

Q3.インターンシップの選考対策や情報収集でやったことは。

本格的に情報収集を始めたのは5月頃で、コンサル系のインターンシップ情報が掲載されている情報サイトを良く見ていました。対策をしたのはエントリーシートやグループディスカッションですね。特にコンサルの選考は特色があるので、フェルミ推定やケーススタディなどに対応できるよう準備し、友人と集まってグループディスカッションの練習やエントリーシートの対策をしました。

Q4.インターンシップへの参加は就職活動に役立ちましたか。

一番は志望動機がより明確になったということですね。インターンシップに参加するまで、コンサル業界に対する志望動機はイメージできていたのですが、個別の企業までには落としこめていなくて、正直に言うと「コンサルならどこもそんなに変わらないだろう」と思っていました。それが、インターンシップを通じて社風の違いを実感し、企業選びの際に重視すべき軸が明確になりました。

Q4.インターンシップ、就活を控えている方へのメッセージをお願いします。

志望業界の会社がサマーインターンシップを実施しているなら、積極的に参加してください。企業によっては採用直結型のインターンシップもありますし、そうでないものでも志望動機が明確になるなど得るものは多いはず。スケジュールが許す限り、いろんな企業のインターンシップに参加してみてください。

●プロフィール

所 属早稲田大学大学院 創造理工学研究科 経営システム工学専攻 修士2年
参加したインターンシップアーサー・D・リトル(ジャパン)内々定