Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか
就職を意識し始めたのは、修士1年生の9月頃で、当初は「研究は向いてなさそうなので就職しようかな」といった考えでした。
11月頃に高校の先輩が働いていたベンチャー企業の方と話をする機会があったのですが、「君に能力があるのは分かったけれど、“働こう”という気持ちが感じられない」ということを言われたのです。
さすがにこのままではいけないと気持ちを切り替え、12月頃から理系ナビなどの就活サイトに登録して本格的に情報収集を開始。合計7社の説明会に参加し、3社に応募しました。
年明けからインターンシップやセミナーにも参加し、4月にかけて面談・面接を行い、2社から内定をいただきました。
Q2.志望業界と内定先は
IT企業と生命保険会社のアクチュアリーです。IT企業は、中高の部活でプログラミングをした経験から興味を持ち、アクチュアリーは学部時代に受けたアクチュアリー試験の数学科目を合格していたこともあって、自分に向いているのではないかと考えました。
企業選びで重視したポイントは、企業の体質や一緒に働く人です。論理的思考力や数理的な素養を活かして働きたいと考えていたため、上司や同僚となる人が、そういった思考や能力を重視していることは最低条件でした。
内定をいただいたのは、シンプレクスと生命保険会社の2社です。シンプレクスは各選考ステップでの意思決定がスムーズで、決断を後回しにしない風土を感じられました。また、金融×ITの領域は発展が目覚ましく、様々なタイプの人材が能力を発揮できる自由さも魅力でした。アクチュアリーも自分の能力が活かせるとは思ったのですが、最終的には企業風土と業界の魅力から、シンプレクスへの入社を決めました。
Q3.理系ナビのサービスはいかがでしたか
キャリア相談やクオンツセミナーなどに参加しました。特にキャリア相談では、理学部の学生がどのような就職活動をしているのか、自分にどのような企業や仕事が合っているのか、相談できてよかったです。実は、そこで「矢野さんに合っていると思う」と提案してもらったのが、シンプレクスでした。
Q4.就職活動で一番苦労したことはなんですか
情報収集と選択肢の多さに苦労しました。世の中は、面白そうな仕事に満ちています。その反面、何か強烈に惹かれる仕事や強いこだわりがなかったため、一つの企業・仕事を選択することはとても困難に感じていました。そのため、理系ナビで相談でき、企業を提案してもらえたことは良かったと思います。
Q5.就職活動で大切だと感じたことは
人事だけではなく、現場で働く社員の方々に話を聞くことです。実際にどのような仕事をしているのか、勉強会などスキルアップの時間が取れるのかなど、自分が重視するポイントを根掘り葉掘り聞きました。真摯に答えていただけることが多く、とても有意義だったので、もっと多くの企業にエントリーしておけばよかったと思いました。
中には、会社説明会でアピールしていることと、実態が異なる企業もあったため、気になることは自分で聞いて確かめることが重要だと感じました。
Q6.これから就活に臨む読者へのアドバイスをお願いします
「自分の強みはこれだ」と言えるものがある人は、その強みをストレートにアピールした方がいいと思います。私は、「論理的思考力」と数学の証明で培った「一意な文章を書く能力」を打ち出しました。その強みを評価してくれるところが、自分に合った企業だと思うので、変に委縮せず、自信をもって就職活動を進めてください。
●就活プロフィール
就活開始 | 2018年11月 |
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就活終了 | 2019年4月 |
志望業界 | IT、生命保険(アクチュアリー) |
エントリー | 4社 |
面接社数 | 4社 |
内定社数 | 2社 |
内定先 | シンプレクス株式会社、生命保険会社(アクチュアリーコース) |
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