Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか

修士1年の11月に就職活動を始めました。当時は、「この業界に進みたい」「この仕事をやってみたい」といった就活の軸が固まっていませんでしたが、このままズルズルと時間だけが過ぎてしまうのは良くないと考え、精密機器メーカーのインターンシップに応募。年明けの1月末にそのインターンシップに2週間参加したことで、次第に「やりたい仕事」の軸が見えてきました。3月には大学内で開催されていた合同説明会などに積極的に参加。最終的にメーカーを中心とした4社にエントリーし、3社の面接に臨みました。その中で、最も「やりたい仕事」が合致していると感じたIDAJから内定を獲得し、就職活動を終えました。

Q2.どんな業界や職種を希望しましたか

私はディーゼルエンジンのシステムを対象にした協調制御を研究しているので、メーカーで設計・開発に携わりたいと漠然と考えていました。そうした中で、精密機器メーカーのインターンシップでは、様々な事業部が抱えている設計・開発の「困りごと」を、CAEやシミュレーションの技術を駆使して解決するという仕事に挑戦しました。

この経験を通して、ある特定の製品作りだけに携わるのではなく、「自分の知識・技術を用いて、困っている多くの人の要望に応える」という仕事に魅力を感じるようになりました。その経験から、インターンシップ後はメーカーだけではなく技術支援を行うコンサルティング会社なども視野に入れて、就職活動を進めました。

Q3.就職活動で大切だと感じたことは

私は広く浅く、興味を持ったら何にでも飛びついてしまう性格なので、なかなか就職活動の軸を持てずに迷うことも多々ありました。今振り返ると、粘り強く「この会社で働きたい!」と自分の心が動く会社を見つけることが大切だと思います。

内定先のIDAJはCAEに強みを持った技術コンサルティング会社で、学内で開催された合同説明会に参加するまでは全く知りませんでした。

ですが、説明会での事業説明を聞いて「まさにやりたい仕事だ」と心が動くのを感じました。説明会後に行われた懇親会にも参加して若手社員の方とお話しする中でもその想いが強くなったのです。さらに、人事の方が「社内に女性のエンジニアがいないけど大丈夫?」と、ネガティブな情報を包み隠さずに話してくれたことも真摯な対応だと感じられましたし、面接でも具体的な仕事内容を聞けたことでますます興味が湧き、最終的に迷うことなくIDAJに決めることができました。

IDAJと出会わなければ、メーカーを中心に就職活動を続け、消去法的に内定先を決めていたかもしれません。改めて、流れに身を任せるよりも、自分の心が動く会社を諦めずに追い求めることが大事だと感じています。

Q4.理系ナビのサービスはいかがでしたか

就職活動に着手した修士1年の秋に、理系ナビを読んで情報収集を始めました。最初は、就職活動のスケジュールもよく分からず、世の中にどんな会社があって、どんな仕事があるということも知らないという状態だったので、就職活動の全体像を把握するのに有効だったと思います。

Q5.これから就活に臨む読者へのアドバイスをお願いします

就職活動中はまわりから「大手メーカーから内定が出た」「学校推薦で内定先が決まった」といった声が耳に入り、不安になることもありました。私はそうした不安を打ち消すために、自分のやりたい仕事を人に話すことで、軸をぶらさないようにしていましたね。のちのち後悔しないように、スケジュールのギリギリまでできることをやりきり、未来を切り拓いてください。

●就活プロフィール

就活開始2018年11月
就活終了2019年4月
志望業界メーカー(家電・自動車・自動車部品など)
エントリー4社
面接社数3社
内定社数1社
内定先株式会社IDAJ