Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか
修士1年の5月からインターンシップのエントリーを開始し、夏から秋にかけて5社のインターンシップに参加しました。内定先のコンサルティングファームの選考は、インターンシップで本選考を行う方式だったため、年内に内定をいただき就職活動を終えました。
Q2.どんな業界や職種を志望しましたか
飽きっぽい性格だと自覚していたので、ひとつのテーマに長く取り組む研究職や技術職よりも、いろいろなチャレンジができる仕事が向いていると考えていました。そこで、専攻を活かすよりも自分が好きなことをベースに業界・職種を幅広く検討し、興味を持ち続けられる仕事を見つけようというスタンスで就活を進めました。私自身、映画が好きだったこともあり、当初は映画の製作・配給会社やテーマパーク運営会社、広告代理店などを中心に情報を集めていたのですが、選考スケジュールが早い業界も受けておこうと考え、コンサル業界のインターンシップにもエントリーしました。正直なところ、当時はコンサルタントの仕事に強く興味を持っていたわけではなく、「就活の力試しができればいい」と考えていました。
Q3.内定先を決めたポイントは
力試しのつもりでエントリーしたコンサルのインターンシップでしたが、実際の仕事を簡略化して体験できるケース面接を中心に、様々なプログラムを経験できました。選考が進むうちに、とことん考えて課題を解決していくコンサルタントの仕事に面白さを感じたほか、幅広い業界にサービスを提供できるビジネスモデルは「飽きっぽい自分にも合っているのではないか」と考えるようになったのです。また、私が入社を決めたコンサルティングファームのインターンでは、コンサルタントの方々が多くの学生をフォローしながらも、それぞれの学生に対して的確かつスピーディーにフィードバックを行うなど、非常に優秀な方が多いという印象を受けました。そんな魅力的な人たちと幅広い仕事をできる環境に魅力を感じ、その会社への入社を決めました。
Q4.就職活動で一番苦労したことはなんですか
就職活動の選考では、合否について明確な理由を説明してもらえません。手応えを感じても落とされることがありますし、逆のケースもあります。私も就職活動を始めた頃は「なぜ落ちたのか、どうして受かったのか」と選考結果に一喜一憂していたのですが、合否の理由を考え過ぎると前向きに就活を進めることが難しくなります。ある程度は自分の中で仮説を立てることも必要ですが、合否の理由にこだわり過ぎず目の前の活動に集中することが大切だと思います。
Q5.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします
私は会社や仕事を探す際に、「これまでに何をしてきたか」よりも「これから何をしたいのか」ということを重視してきました。今の自分が興味を持てることに向き合いながら会社や仕事を探してきた結果、大学での専攻との関連性が低い選択をすることになりましたが、専攻にこだわりすぎないことで、自分の将来の選択肢が広がったと感じています。皆さんもぜひチャレンジしてほしいですね。
就活と研究の両立は簡単ではありません。しかし、研究で得られるものは研究領域の専門知識だけではないと思います。研究活動で身に付く「伝える力・考える力」は、就活時はもちろんですが、社会に出てからも役に立つので、そうしたことを意識しながら、乗り切ってください。
●就活プロフィール
就活開始 | 2017年5月 |
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就活終了 | 2017年12月 |
志望業界 | コンサル、エンターテインメント、広告 |
エントリー | 7社 |
面接社数 | 4社 |
内定社数 | 1社 |
内定先 | 外資系戦略コンサルティングファーム |
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