Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか

修士1年の夏、日系大手SIer2社のインターンシップに参加し、就職活動をスタートさせました。その後、様々なIT・Webサービス企業を調べて、10社程度にエントリー。翌年の2月に第一志望の外資系大手Webサービス会社から内定をいただき就職活動を終えました。

Q2.どんな業界や職種を希望しましたか

学部時代から一貫して情報工学に興味がありましたし、周りの先輩方もIT・Web系の会社に入る人が多かったので、昔から漠然とではありますが「将来はIT業界の仕事に就こう」という考えを持っていました。

実際に就職活動を始めてみると一口にIT・Webといっても、展開している事業や提供しているサービスの違いはもちろん、歴史や文化、仕事の幅や種類にも大きな違いがあることに気づき、職種という点ではSIerやスマートフォンアプリ・Webエンジニア、サービスエンジニアなど、幅広く自分に合う職種を探しました。

Q3.内定先を決めたポイントは

私が入社を決めた会社は世界中の多くの企業にクラウドサービスを提供しています。同社ではサービスエンジニアなどの専門職を募集していました。この職種は、お客様と技術的な議論を交わしながら、課題解決のためのサービス提案・導入時の戦略立案を行うのがメインの仕事となります。

就職活動を通して、若いうちはコアとなる技術的な専門知識を身に着けながらも、同時に幅広い知見を吸収したいという思いが強まったため、専門的な技術を突き詰めるイメージのあるエンジニア職よりもサービスエンジニアの職務内容のほうが自分自身に合っていると感じたことが最終的な決め手になりました。

Q4.就職活動で一番苦労したことはなんですか

志望業界については早いうちから決まっていたものの、その業界で「自分が何をやりたいのか」ということが定まっていなかったことで苦労しました。そのような状態だったので、最初の頃は「当社で何をやりたいのですか?」と問われても曖昧にしか答えられず、面接で苦労することもありました。

その後、様々な企業、職種を見てお話を伺っていくうちに本当に自分がチャレンジしたい分野や仕事が定まっていったのですが、就職活動開始以前から将来のキャリアについて深く考える機会を設けていればよりスムーズに活動を進めることができたと思います。

Q5.就職活動で大切だと感じたことは

IT・Web業界を志望される場合は特に当てはまるかもしれませんが、日頃から技術のアウトプットを心がけ、自分のスキルや実績を相手に伝わるような形で保存・公開しておくことが大切だと思います。実際、選考時にデモ動画やソースコードを提出しアピールできる機会も多くありましたし、例えば授業の一環で制作した自動飛行するドローンの展示動画を紹介した時は面接官の方々の反応も良かったですね。

Q5.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします

就職活動に関しては、自分の目で会社を見て、社員・関係者の方々に直接会って話を聞くことが重要です。昨今はネットやSNSなど、様々な手段で会社や職種に関する情報を集められますが、それだけでは会社が持つ本当のカルチャーや雰囲気は分かりません。インターンシップ、会社説明会、OB訪問など、研究や学業と並行して様々な場所に足を運ぶ活動はそれなりに大変ですが、アグレッシブに動くことで良い結果が生まれると思います。

●就活プロフィール

就活開始2016年8月
就活終了2017年2月
志望業界IT・Webサービス
エントリー10社
面接社数4社
内定社数3社
内定先外資系Webサービス会社