Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか
本格的に情報収集を始めたのは修士1年の1月頃です。それまでは学業やアルバイト中心の生活で、インターンシップには参加していませんでした。2月に入り、志望業界をITコンサルティングとSIerに絞り15社ほどにプレエントリーし、並行して3学科合同の推薦枠を活用し大手SIerにも応募しました。研究テーマの途中変更やアルバイトとの両立という事情から、推薦枠応募の企業に注力しましたが、4月中旬に不合格となったため仕切り直しました。その後、6社の面接を受け、7月に第一志望だったシンプレクスに内定し、就職活動を終えました。
Q2.志望業界と内定先は
専攻は精密工学で、機械系/情報系/生物系の要素が含まれる内容でした。高校時代から趣味でプログラミングをしていたこともあり、特に情報系(IT)への関心が強かったです。また、アルバイトでは接客業でリーダーを担当しており、マネジメントや人の動かし方にも興味がありました。結果として、ITコンサルティングやSIerといった業界に惹かれました。
企業選択で重視したポイントは2点あり、競争社会を勝ち抜ける優位性(高い技術力やバックボーン)を有していること、自身のアウトプットに見合う給与水準であることです。
その中で特に魅力を感じた企業がシンプレクスでした。私は20代のうちにビジネスで通用するスキルを身につけたいと考えていたので、若手でも手を挙げれば実力次第でチャンスを手にできる、そういった姿勢を歓迎する風土が魅力的でした。また、「成果に対して、正当な評価・報酬を還元する」という評価制度が根付いている点も自分に合うと感じました。
さらに、キャリアの多様性も魅力的でした。IT業界では、一定の年齢になるとプロジェクトマネージャーとしての仕事を期待される企業が少なくないですが、シンプレクスではITスペシャリストとしてのキャリアも選択できます。自ら手を動かしプログラミングすることは、個性や実力を発揮するチャンスが多いとも言えます。将来の選択肢としてITスペシャリストがあるのは心強く感じました。ですから、内定を頂いた際は「ここしかない」と確信して、就職活動を終えることができました。
Q3.就職活動で一番苦労したことはなんですか
研究室やアルバイトも忙しく、時間管理が本当に大変でした。出来るだけ時間を有効活用するよう、研究データやエントリーシートなどの就活関連データはすべてクラウド上で管理し、移動中や隙間時間にいつでも確認・対応可能な状態にしていました。
反省点としては、もっと早めにエントリーシートを書くトレーニングをしておけば良かったということです。早めに何枚か書いて内容をブラッシュアップしておけば、もっとスムーズに就職活動が進んだのでは、と感じました。
Q4.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします
企業の採用担当者が知りたいのは、あなたが「ビジネスで役立つ経験をしているか」ということです。大学・大学院での“学びを整理”することも重要ですが、それ以上に“経験を整理”し「どのようにビジネスで役立つか」を言語化することを大切にしてほしいです。
「理系だから文系と比べて話をするのが苦手…」といった先入観を持っている方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。理系は研究室での質疑応答や発表の場で論理的な発言の経験を積んでおり、鍛えられています。無意識のうちに、普段のコミュニケーションから訓練されているということを、有意識化することが自信にも繋がるはずです。そういった理系の強みを意識し、自信を持って就職活動に臨んでほしいですね。
●就活プロフィール
就活開始 | 2017年1月 |
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就活終了 | 2017年7月 |
志望業界 | ITコンサルティング、SIer |
エントリー | 15社 |
面接社数 | 6社 |
内定社数 | 1社 |
内定先 | シンプレクス株式会社 ITコンサルタントコース |
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