Q1.どんな業界や職種を志望しましたか
既に就職している友人たちから話を聞いていたので、就職活動を始めた時点で希望職種はコンサルタントとデータサイエンティストに絞っていました。
進路を選ぶ際に掲げた条件のひとつは、博士として携わったデータ解析の研究を活かしたいということ。データサイエンティストであれば、研究を近い形で活かすことができます。そしてもうひとつの条件は、在学中に友人と一緒にアプリを作って起業に挑戦したことがあり、将来再びチャレンジする時のためにビジネスを学びたいということ。
これらの希望を実現できる舞台として、テクノロジー系のコンサルティングファームが最適だと考えました。
Q2.内定先を決めたポイントは
テクノロジーに強いコンサルティングファームという条件だと、自然と選択肢は限られてきます。私の場合は幸運にも国内の主要なコンサルティングファームに友人が勤めていたため、直接話を聞いて、どこが自分にマッチしているか検討することができました。コンサルと一言で言っても、会社によってカルチャーや仕事のスタイルはまったく異なります。ドライなカルチャーの会社、組織力の強い会社など、それぞれの特色がある中で、私は他社と比べて雰囲気がマイルドで、自由に意見を言えるPwCコンサルティングを選びました。
Q3.就職活動で大切だと感じたことは
就職活動を成功させる要因は、とにかく早く行動すること。私の場合は博士ということもあり、就活を始める段階で業界を決めており、自己分析も既に終わっていたことが功を奏したのだと思います。自己分析については、極端な話、学部1年からでも始められるので、なるべく早く取り組んでください。
また、その他の具体的なアドバイスとしては、身近な人に話を聞くのが一番です。たとえば修士であれば、学部卒で既に働いている友人もいるはずです。OB/OGに話を聞くのもいいですが、多少なりとも自分のことを知っている人にアドバイスをもらった方が、自分に合った会社を見つけやすいでしょう。Q4.理系ナビのサービスはいかがでしたか
大学で配布している理系ナビの冊子を読んで参考にしていました。なかなか接することができない情報が載っているので、まずは手に取ってみるべきだと思います。
私は友人から話を聞くことができましたが、普通に大学生活を送っていれば、コンサルタントの仕事を知る機会はなかなかありません。「理系」と聞いてイメージされがちなメーカー以外にも、金融やコンサルなど、幅広い業界と仕事を知るきっかけになります。
Q5.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします
就職活動はいろいろな人に会えるまたとないチャンスなので、ぜひ楽しんでほしいです。コンサルで言えばパートナーなど、企業の上位レイヤーの人たちが何も持っていない学生に会ってくれる機会は他にありません。私はそのような意識で就職活動に臨んだので、ビジネスで気になることを率直に聞いてみたりと、存分に楽しむことができ、それがいい結果にも結びつきました。
また、私と同じ博士へのメッセージとしては、視野を広く持つことをおすすめしたいです。研究内容をそのまま活かしたいのならば、アカデミア以上に適した場所はありません。企業の研究職であっても多少のズレはあるでしょう。そうでない道を選ぶのなら、一度オープンクエスチョンで考えてみることが、自分の可能性を活かすことにつながると思います。
●就活プロフィール
就活開始 | 2016年7月 |
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就活終了 | 2016年11月 |
志望業界 | コンサルティング、データサイエンス |
エントリー | 4社 |
面接社数 | 3社 |
内定社数 | 2社 |
内定先 | PwCコンサルティング合同会社 |
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