Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか
修士1年の夏にインターンシップに応募したのが就職活動のスタートとなりました。その際に応募したのは交通インフラ系企業と、新日鐵住金の2社です。
インターンシップに参加する中で、新日鐵住金に志望を固めつつあったのですが、他社も見ておきたいと思い、冬には素材メーカー2社のインターンシップにも参加しました。しかし、自分の思いが変化することはなく、最終的に面接を受けたのは新日鐵住金1社のみで、そのまま内定をいただくことができました。
Q2.どんな業界や職種を志望しましたか
子どもの頃から、電車や飛行機など「乗り物」が大好きだったことから、最初に就職先として考えたのは、交通インフラ系企業でした。そして、「乗り物」を作るために必要となるのが、素材。そうした観点から、素材を代表する「鉄」のメーカーに興味を持ち、新日鐵住金のインターンシップに参加しました。
インターンシップの期間は約2週間。毎日様々な工場に足を運び見学し、立ち上がる大きな火花や熱い鉄が一直線に流れる様子を見て熱風を肌で感じ、鉄ができるまでの工程のダイナミックさやプラントの規模の大きさに圧倒されました。
私が興味を持っていた「乗り物」を含め、あらゆる産業を支える「鉄」という素材を作る。そのスケールの大きな仕事に携わってみたいと強く思ったのです。
また、インターンシップや懇親会などを通して接した社員の皆さんも堅苦しさがなく、とてもコミュニケーションが取りやすかった点や、チーム一丸となって頑張って取組んでいる点も、志望先を新日鐵住金に絞る大きなポイントになりました。
Q3.就職活動で一番苦労したことはなんですか
エントリーシートがなかなか書けずに、苦労しました。というのも、これまでの人生において「自分がどのように考え、選択し行動してきたか」を十分に分析できていなかったからです。
そこで、子どもの頃までさかのぼり、「自分の好きなものは何だったか?」「どうしてこの習いごとをしていたのか?」など、親にも話を聞きながら、自分史の年表を作りました。そうすることで客観的に自己分析ができ、エントリーシートを書く際にもとても参考になりました。
Q4.就職活動で大切だと感じたことは
環境に流されず、自分の軸をずらさないことが大切だと思います。私の専攻は電気工学で、所属している研究室ではカメラを用いてロボットの機構について調査していました。そのため、先輩の就職先は電機メーカーや自動車メーカー、通信キャリアなどが多く、私のように素材メーカーに就職している方はほとんどいません。ですが、私はやりたいことがハッキリとしていましたし、型にはまるよりも新しいことに挑戦したいと考えています。
周囲の意見を参考にしながらも、志望の軸はずらさずに就職活動を進めたことで、自身の視野を広げることができたと感じています。
Q5.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします
自分の専攻に縛られず、まず先に「自分がやりたいこと」を決め、後から業界・業種や企業を決めて良いと思います。自分の思ったことや感じたことを信じて、就職活動をしてください。
また、理系学生は研究も忙しく、就職活動中はなかなか息抜きができないと思います。そんなときこそ、週に1回くらいはリラックスできる時間を作って、無理せずに取り組むことも必要だと思います。
●就活プロフィール
就活開始 | 2016年6月 |
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就活終了 | 2017年6月 |
志望業界 | 素材メーカー |
エントリー | 10社 |
面接社数 | 1社 |
内定社数 | 1社 |
内定先 | 新日鐵住金株式会社 |
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