Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか
修士1年の2月に、大学で開催された業界説明会に参加し、就活をスタートさせました。同時期にIT企業のインターンにも参加しました。3月に入って、企業説明会や見学会、大学で開催されたOG/OB会などにも足を運び、活動を本格化させていきました。また、インターンに参加したIT企業は早期に面接があり、早々に内定をいただきました。そして4月を迎え、三菱重工と自動車メーカーにエントリーシートを提出。そこから少し間が空いたのですが、6月に2社の面接が行われ、両社から内定をいただきました。最終的には、三菱重工への入社を決めました。
Q2.どんな業界や職種を志望しましたか
私の研究テーマは、「AI」。特に、ロボットを使った自然言語処理にフォーカスしていました。私が興味を持っているのは「無形」なものではなく「有形」なもの。自己分析を通じて「目に見えて動くもの」を作ることに、自分の知識や経験を注ぎ込みたいという志向が明らかとなり、IT、自動車、製造(ものづくり)という分野を志望しました。最終的に入社を決めた三菱重工は、"ものづくり"において国内最大級の企業ですが、先輩社員から話を聞くと、一般的な大企業のイメージとは異なり、社内の人間関係はかなりフラットで、斬新な意見・アイデアも発言しやすい雰囲気ということが分かりました。また、自宅に届いた理系女子学生向けのパンフレットや理系女子学生向けに開催された工場見学会に参加したことも入社の決め手になりました。
Q3.就職活動で大切だと感じたことは
社会人の方々と接点を持ち、コミュニケーションを取ること。これが就活において、とても大切だったと実感しています。私は、感情認識ヒューマノイドロボット用のアプリケーション開発に関わるアルバイトをしていたのですが、そこは開かれたスペースになっていて、エンジニアなど多くの社会人が出入りしていました。その場で、実際に働いている人のやりがいや苦労など、面接では聞けないような「生の声」が聞けましたし、時には就活のアドバイスをいただくこともありました。また、学会や、IT・技術系イベントに出席した際も、懇親会に顔を出すようにして、社会人の方々とお話しする機会を積極的に作るようにしたのです。そうすることで、目上の方と喋ることにも抵抗がなくなったと感じています。
Q4.理系ナビのサービスはいかがでしたか
学校に置いてあった冊子を読み、情報収集に役立てていました。やはり、理系の就活はケーススタディーがあまり見当たらず、「どうやって就活したらいいんだろう?」と迷う時もありました。そうした時には、「理系ナビ」のページをめくって、参考にしていましたね。
Q5.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします
まず、面接では自分を演出しないこと。集団面接だと、周囲が気になり、自分をより良く見せようと焦ってしまいますが、嘘をついても仕方ありません。最低限、面接官に伝えたいことは覚えておく必要はありますが、等身大の自分で面接官と会話することが大事だと思います。
二つ目は、大学・学生という枠にとらわれず、外に出て、様々な職種・年代・立場の人とコミュニケーションを図ることです。私の場合、それがアルバイト先であり、学会であり、IT・技術系イベントでした。社会人と会話する中で、自己紹介の仕方や緊張しないで話すスキルを習得できたと実感しています。ぜひ、学内やネットだけではなく、視野を広げて情報収集してみてください。
●就活プロフィール
就活開始 | 2016年2月 |
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就活終了 | 2016年6月 |
志望業界 | 機械・自動車・IT |
エントリー | 3社 |
面接社数 | 3社 |
内定社数 | 3社 |
内定先 | 三菱重工業株式会社(ICTソリューション本部) |
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