Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか

博士2年の4月頃、就職情報サイトに登録し、情報収集を始めました。インターンシップの説明会に参加するなど本格的に活動したのは6月からで、実際にサマーインターンシップに参加したのは外資系金融3~4社、外資系コンサル4~5社。金融業界については、視野を広げるつもりでセールス、トレーダーなど幅広い職種を検討し、8~10月の2カ月間は知人の紹介で日系金融のインターンにも参加していました。コンサル業界は、サマーインターン終了後にオファーのお話をいただくケースが多く、12月中に内定した会社もありました。内定を受諾したアーサー・D・リトル(ADL)からは2月に内定をいただきました。コンサルの選考では、フェルミ推定、グループディスカッションが多いですが、論点を外さず一貫した意見を持ってディスカッションできるのが理系の強みと気付き、自信を持って臨めました。

Q2.志望業界と内定先は

最初は金融業界中心に活動していましたが、インターンの説明会で知り合った学生との情報交換を通じて、コンサルにも興味を持ち始めました。各社の説明会で社員の方たちの話を聞いていくうちに、自分が知的好奇心を持ち続けられるのはコンサルの仕事だと思うようになり、コンサル志望に変わっていきました。内定を頂いた会社の中でADLを選んだのは、インターン選考時から感じていた「社員の人柄の良さ」が決め手。学生である私の話を真剣に聞いてくれる姿勢、インターンで一緒に働いた社員の、クライアントに親身になって議論を尽くす姿勢に感銘しました。

Q3.理系ナビのサービスはいかがでしたか

情報誌・サイトに載っている会社・職種についての情報や、就職活動のノウハウについての記事が参考になりました。また修士の頃、外資系金融の記事を読んで、こういう会社もあるのかと強く記憶に残ったことが、仕事選びのインプットになったかもしれませんね。

Q4.就職活動で一番苦労したことはなんですか

研究に明け暮れる日々を送っていたので、就職という道を選択した時、「世間とのギャップ」を実感しました(笑)。研究室には就活情報は入ってこないので、情報誌やサイトの情報を読むほか、興味のあるワードやキーワードで検索して情報を集めるなど、すべて自分で探さないといけないことが一番大変でしたね。

Q5.就職活動で大切だと感じたことは

百聞は一見に如かず、に尽きます。紙面で書かれていることは一部でしかないし、世間で人気の会社でも、自分の価値観には合わない場合もあります。私は会社訪問するとき、できるだけ多くの情報を集めたいと思い、オフィスの周りを歩いて働く環境の雰囲気を感じたり、毎日の時間の過ごし方を想像したりしました。仕事とは関係ないようにも見えますが、何事も五感を使って自分自身で体験し判断することが大切だと思います。

Q6.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします

自分がコレだ!と心に決めたものを大事にしてほしいです。その一方で、柔軟性も大事。興味を広げる意味で説明会にまず行ってみてください。説明会で知り合った他大学、文系をはじめとした様々な学部の学生から、たくさんの刺激と情報をもらうことでも視野が広がっていきました。軸を持ちつつ興味を広げることが就活では大事だと思います。

●就活プロフィール

就活開始2014年6月
就活終了2015年2月
志望業界コンサル、金融、IT
エントリー6社
面接6社
内定社数5社
内定先アーサー・D・リトル・ジャパン株式会社