Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか
今年から就職活動のスケジュールが変わったので、早めに情報収集を行おうと思っていました。1学年上の先輩からも「早めに動いた方がいい」とアドバイスをいただき、5月ごろから就活サイトのセミナーに参加しました。夏のインターンシップは損保、生保のアクチュアリーインターン、あとはベンチャー企業の計3社に参加しました。第一志望はアクチュアリーだったので、本採用では損保・生保・信託銀行に絞ってエントリーしました。
Q2.志望業界と内定先は
得意な数学を活かせる仕事がしたいと、以前から漠然と考えていました。私は早々に大学院進学を決めていたため学部時代は就職活動をしなかったのですが、就職活動を行っていた友人が「佐々木に向いていそうな仕事がある」と、アクチュアリーについて教えてくれたのです。色々と調べてみると、金融業界には他にも数学的な素養が役立つ専門職があることが分かりましたが、中でもアクチュアリーは商品開発や健全な資産運用ができているかをチェックする仕事。得意分野を活かして、社会に貢献できることに魅力を感じ、アクチュアリーに絞って就職活動を行いました。
アクチュアリーは、生命保険、損害保険、信託銀行で採用しています。色々と比較をしましたが、損保は商品が多様で、また時代の変化に応じて新商品がいち早く生まれるため、幅広く活躍できそうだと感じました。新しいことに挑戦できる環境が私にとって魅力的だったのです。
その中で、最も人間味があると感じたのが三井住友海上火災保険でした。人事担当者や先輩社員、内定者の方々などたくさんの人に会いましたが、学生に対しても真摯に、誠実に向き合ってくださり、「本当に良い会社だな」という印象でした。
Q3.理系ナビのサービスはいかがでしたか
アクチュアリー関連の情報やセミナーなどが最も充実しているのが、理系ナビでした。サイトや冊子で情報収集し、アクチュアリー資格試験の対策セミナーなどにも参加しました。アクチュアリー志望者はそれほど多くないため、理系ナビのセミナーに参加することで、自然と仲間ができたことも嬉しかったですね。特にスケジュールが昨年と異なり、予測ができない部分が多かったので、新しい情報を交換できたり、励まし合ったりできる仲間の存在は本当に大きかったです。
Q4.就職活動で大切だと感じたことは
アクチュアリーはエントリーシート提出後に筆記試験があります。そこで高得点が取れることが前提となるため、筆記対策は重要ですね。面接対策やOB訪問ばかりに力を入れてしまい、それ以前の関門である筆記試験で落ちてしまってはもったいないですよね。大学受験レベルの数学と、線形代数あたりをマスターすること、あとは筆記試験でトップになる意気込みで挑むことが大切だと思います。
Q5.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします
まずは学業との両立についてですが、就活スケジュールが後ろ倒しになったことにより、卒論や修論と重なることが考えられます。エントリーシートの提出時期も集中することが多いので、計画的にできるだけ前倒しで動いた方がいいと思います。また、同じ業界・職種を志望する仲間の存在は本当に大きいです。きっと社会人になった後も切磋琢磨できると思いますので、就活仲間は大事にしてください。
そして最後に、就職活動は決して短い期間ではありませんから、時には息抜きも必要。友人と遊んだり、旅行に行ったり、自分の好きなことをする時間も大切にした方が、途中で息切れせず乗り切れると思います。
●就活プロフィール
就活開始 | 2014年5月 |
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就活終了 | 2015年8月上旬 |
志望業界 | 金融(アクチュアリー) |
エントリー | 15社 |
面接 | 10社 |
内定社数 | 1社 |
内定先 | 三井住友海上火災保険株式会社(アクチュアリー) |
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