Q1.どんな業界や職種を志望しましたか

大学ではエンジンの研究をしており、将来はモノづくりの仕事をしたいと考えていました。就職先として考えたのは、研究内容が活かせる農機、建機、自動車メーカーなど。最終的に自動車業界に絞りこんだのは、日本を代表する産業でエンジニアとして社会に貢献したいと考えたからです。当初は就職か進学か迷う気持ちもあったのですが、OBの方から「いずれ就職してモノづくりをしたいなら、チャンスが開けているときに挑戦した方がいいよ」とアドバイスをいただいたことがきっかけで、就職活動に専念することに決めました。

Q2.内定先を決めたポイントは

説明会やOB/OG訪問で色々な方に話を聞き、仕事に対する姿勢に最も共感できたのが日産自動車でした。心から仕事を楽しんでいることが伝わってきて、私もこんな風に信念を持っている人たちと一緒にクルマづくりをしたいと思ったのです。

また、女性が活躍できる環境であることも重要なポイントでした。女子学生向けの企業セミナーなど、女性社員の声を直接聞くことができる場にも積極的に参加しました。日産自動車はダイバーシティを推進しており、女性が力を発揮できる環境づくりに早くから力を入れています。制度が整っているだけではなく、実際に重要なポジションで活躍している女性社員がたくさんいることは、非常に魅力的だと感じました。

Q3.理系ナビのサービスはいかがでしたか

理系ナビのサイトを情報収集に活用していました。色々な企業の情報が掲載されているので、初期段階での業界研究や企業研究に役立ちました。

Q4.就職活動で一番苦労したことは何ですか

ひとつは、モチベーションの維持です。就職活動中は先が見えなくて不安になることもあります。そんな時には一人でくよくよせず、誰かと話すことが一番。私は大学の友人と会って励まし合い、不安を乗り越えるようにしていました。

もうひとつは面接です。これまで社会人を相手に自分の考えを自分の言葉で話す機会が少なかったため、最初はかなり苦手意識がありました。これは経験を積むしかないので、就職指導課の模擬面接を活用したり、先輩からアドバイスをもらったりして、少しずつ慣れていきました。

Q5.就職活動で大切だと感じたことは

就職活動を自分一人だけでしようとせず、いろんな人から力を借りることが大事だと感じました。もちろん最終的に決断するのは自分自身ですが、情報収集も、エントリーシートの作成も、面接対策も、モチベーション維持も、自分だけの力では限界があります。就職指導課やOB/OG、友人など、様々な人から自分にない視点や経験を取り入れたことが、いい結果につながったと思います。

Q6.これから就活に臨む読者へのアドバイスをお願いします

自分はどんな仕事をしたいのか、何が向いているのか、就職活動を始める時にまずしっかり考えてください。「やりたいことがなかなか見つからない」という人もいるかもしれませんが、そのまま漫然と就職活動をしていても、いい結果にはつながらないと思います。何か糸口が見つかれば、そこから明確にしていけるはず。私のように研究していた分野から見つかることもありますし、友人の中にはインターンシップでやりたいことが明確になったという人もいます。OB/OG訪問や就活仲間との情報交換、幅広い業界の説明会に参加することで新しい発見があるかもしれません。その糸口を見つけるためにも一人で閉じこもらず、外に出てたくさんの人との接点を持つようにしてください!

●就活プロフィール

就活開始2013年12月
就活終了2014年5月
志望業界メーカー(自動車)
エントリー約50社
面接5社
内定社数2社
内定先日産自動車株式会社