Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか?

本格的に就職活動をはじめたのは、5年生の夏にインターンに応募したところからです。6年制の獣医学部に所属しておりましたが、「食わず嫌いにならずに、色んな仕事を見てみたい」と考えていたので、コンサル、外資系金融、メーカーなど5社のインターンに参加。それらの業務体験を通じて、「アドバイザーの立場で企業経営に関わる」コンサルティングが自分に向いていると感じるようになりました。

その後、秋からはコンサル業界のインターンを中心にエントリーを行いました。その結果、インターンに参加した企業の中で最も自分のやりたい仕事ができると思ったドリームインキュベータからのオファーを頂き、12月に就職活動を終えることができました。

Q2.志望業界と内定先は?

ビジネスの全体像を把握できる仕事に就き、オールラウンドで勝負できる力を身に付けたいと考えていたので、コンサル、外資系金融、商社などを志望していました。最終的に戦略コンサルティングファームのドリームインキュベータに決めたのは、様々な面で型破りで、やろうと思ったことに挑戦できる風土があると感じたからです。

そのような風土を重視した理由は、僕自身、業務や指導がシステムとして完成されているような環境で“型”にはまってしまうよりも、「自由度の高い環境で色んなことに挑戦し、サバイバルな環境で戦える力を身に付けたい」と考えたからです。また、同社がミッションとして掲げている、日本の産業をプロデュースして世界に展開する、という理念にも惹かれました。

Q3.理系ナビのサービスはいかがでしたか?

理系ナビの情報誌は、業界や仕事内容を理解するのに役立ちました。具体的には、コンサルや金融といった業界の概要を理系ナビで大まかに把握し、その後、興味を持った部分については自分で情報収集して理解を深める、という形で進めていました。

Q4.就職活動で一番苦労したことはなんですか?

情報収集ですね。獣医学部ということもあって、就職活動をする仲間が周囲にいなかったため、自分から動き出さないと何も情報が入ってこない環境でした。しかし、インターンの選考などを通じて、同じ業界を志望する友人が増えていき、周囲の状況を知ることができるようになったのは非常に助かりましたね。

Q5.就職活動で大切だと感じたことは?

就職活動の全体スケジュールを把握して、いつまでに何をすべきか、しっかり計画を立てることです。特に理系学生は忙しいため、優先順位をつけて取捨選択を早めに考えることが大切だと感じました。

Q6.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします!

「自分がしたいこと」をしっかり考えてください。理系学生は自分の「できること」にとらわれがちですが、一方で、今後何十年と働けば「できること」はどんどん増えていきます。それよりも、「本当に自分がしたいこと」を考え抜くことで、納得のいく就活ができると考えています。

その際、ネットや大学・研究室の中だけでは見えてこないことは多いと思いますが、就職活動という機会を通じて、様々な仕事、社会人に会って視野を広げてみてください。そして、どんなに苦しくてもやり抜く自信が持てるような仕事を見つけてほしいですね。

●就活プロフィール

就活開始修士1年6月
就活終了修士1年12月
志望業界コンサル、外資系金融、商社
エントリー16社
面接13社
内定社数2社
内定先コンサルティングファーム