Q1.志望業界と内定先は?
大学で数学専攻に進んだとき、「数学を使える専門職には、どんなものがあるんだろう」と調べてみて、アクチュアリーという仕事を知りました。
「数学を使える」という条件で探してみると、金融業界には他にも様々な専門職がありますが、その中でもアクチュアリーは保険商品を開発したり、保険金の資産運用が問題なくできているかとチェックしたりする仕事。社会を支える保険の重要な部分を任されるところに魅力を感じました。
Q2.就職活動はどんなスケジュールでしたか?
夏のインターンシップの時期から、アクチュアリーを目指して活動をはじめました。アクチュアリーを採用している企業は、生命保険会社、損害保険会社、信託銀行の三つに大きく分かれます。保険にかかわれる会社を希望していたので、生保と損保で1社ずつ、インターンに参加しました。
会社説明会の始まる12月の段階では、生保と損保のどちらに進むか決めていませんでした。エントリーシートを書き始める2月ごろになってようやく「損保には、東日本大震災のような自然災害のリスクを扱う業務もある。社会的な意義を感じられ、自然災害リスクの定量化というやりがいのある仕事ができる」と損保業務の中にやりがいや興味のある仕事を見出せるようになり、損保に絞りました。
Q3.内定を決めた要因は?
誰でも参加できる会社説明会・セミナーをたくさん開いていたところですね。会社として就職活動に力を入れていて、かつ公正な会社だという印象を受けました。
就職活動を通して出会った人事担当者・先輩社員・内定者の方々も、私たち学生と真摯に向き合い、誠実に語り掛けてくださいました。そういった人間味あふれる社員の皆さんと一緒に働けるところに魅力を感じました。
Q4.理系ナビのサービスはいかがでしたか?
理系ナビは就職情報サイトの中で、アクチュアリー資格試験に向けた対策セミナーなど、アクチュアリー関連のセミナー情報が一番充実していました。
それに1対1で面接対策のアドバイスをしてくれたのも助かりました。私は面接で伝えるべき点を整理できていなくて、「受け答えがうまくできていない」という課題を感じていました。どうすれば話す内容を整理できるか、うまくアピールできる考え方を指導していただけて、非常に役立ちました。
もう一つ、理系ナビのセミナーに参加することで、アクチュアリー志望の仲間ができたことも大きかったです。仲間内での情報交換は、とても有意義なものになりました。
Q5.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします!
一緒に就職活動に挑む仲間は本当に大切です。仲間同士で貴重な情報を共有したり、つらいときには励まし合ったりしました。アクチュアリー試験対策のため、みんなで勉強会を開くなど、「同じ目標に挑むみんながいたから頑張れた」と感じています。
とはいえ、自分よりも先に内定を取る仲間が出てくると「アイツは、もう内定をもらったのか」と焦ることもあるかもしれませんが、そんな状況になっても、これまでに自分がやってきたことを信じること。自信を持って、自分の選考に立ち向かってください。
私自身の反省点を挙げるとすれば、「最初からアクチュアリーに絞り過ぎた」ところです。あえて全然興味のない業界をのぞいていたら「やはり自分に一番向いているのはアクチュアリーだ」と確信を持てたはず。一見、遠回りかもしれませんが、就職活動中は様々な業界・仕事を見ておくことをお勧めします。
●就活プロフィール
就活開始 | 修士1年7月 |
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就活終了 | 修士2年4月 |
志望業界 | 保険(アクチュアリー) |
エントリー | 12社 |
面接 | 10社 |
内定社数 | 3社 |
内定先 | 金融業界(アクチュアリー) |
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