主な仕事は理工学系専門書の企画と編集です。入社1年目で、先輩社員の仕事を手伝いながら編集業務のノウハウを学んでいるところです。それと並行して、企画を立案する練習にも取り組んでいます。これからさまざまな執筆者と出会って一緒に本を作っていくのが楽しみです。

「どんな本を読者は求めているのか」、「どういった表現なら著者が伝えたいことが読者に伝わるのか」を考えるのは大変ですが、その分やりがいのある仕事だと感じています。理工学系書籍の読者目線が必要な際は、大学でたくさんの本を読んで勉強・研究した自身の経験が役立っています。専攻していた分野と異なる分野の書籍編集に携わることもあり、未知の領域について学べるのも楽しいですね。

企画・編集職はスケジュール管理において個人の裁量が大きいので、プライベートの予定も調整しやすいのが魅力だと思います。また、同じ部署に女性の先輩がいて、困ったらすぐに相談できるのも大変心強いです。社内の雰囲気については、専門分野・キャリアパス・学歴・性別・年齢など、背景の異なる多様な社員がお互いを尊重しあって働いていて、誰もが安心して働ける環境があると感じています。

理系であることや、女性であることにとらわれすぎず、自分が本当にやりたいことを見つけてほしいです。理系女性のロールモデルはまだまだ少なく、不安を感じている方もいるかもしれません。私も、理系の典型的なキャリア像と、女性としてありたい姿にギャップを感じて大いに悩みました。いろいろなしがらみをいったん忘れて、自分がやりたいことに素直に向き合うことで、歩むべき道は自然と見えてくるのではないでしょうか。前例が少ない領域に進んでいくのは勇気がいることですが、前を向いて一緒に頑張っていきましょう！