Q1.どんな仕事をされているのですか

金融機関で使われる、 投資案件を管理するシステムの保守と改修案件を取りまとめています。具体的には、ユーザーからの問い合わせに素早く対応し、システムについての要望があった際には適宜改修、リリースしていくような流れです。このプロジェクトは新規立ち上げから携わっているので業務知識もあり、ユーザーから信頼していただけていること、自分の裁量で進めていけることにやりがいと面白さを感じています。 また、ユーザーと直接やりとりをしているので、生の声を聞くことができ、とても勉強になっています。

Q2.仕事のやりがいや印象に残っているエピソードを聞かせてください

システムは消費財のように日常的に使用場面を見かけることがないため、やりがいというのは実感しにくい分野かもしれません。ですが、システムを通じて日本の金融、投融資部門を支えているということに私は誇りを感じています。また、ユーザーとの打ち合わせでは実際に自分が作っているシステムがどんな風に使われているのかなど、直に感想を聞くことができるので、そういう場面で「お客様に役に立てている」と実感することができます。

これまでで特に印象に残っている仕事は、3年くらい前に、それまで携わったことがない分野でのチームリーダーを任されたことです。知識も乏しい状態でしたので、周りの先輩・経験者にアドバイスをもらったり、過去の資料を読み返しながらの試行錯誤の連続でした。そんな努力を半年間続けた結果、プロジェクトを成功につなげることができました。初めは、「自分には無理ではないか」と思ったこともありますが、必死に努力することでやり遂げ、成功につなげることができたのは、大きな自信になりましたし、次に繋がる意欲となりました。また今までのチームメンバーの目線とは違ったリーダーとしての視点を持つことができ、この経験が現在のプロジェクトにも大いに役立っています。

Q3.女性が働く環境としてはいかがですか?

ISIDでは、男女の差なく責任ある仕事を任せてもらえます。頑張れば頑張っただけ同様に評価してもらえるので、とても働き甲斐、頑張りがいのある職場だと感じています。男性の多い職場ではありますが、周りの女性たちと一緒に働きやすい環境を作っていくことが可能な社風です。

また、結婚・出産などのライフイベントを考慮し、環境を整えてくれる風土もあります。私は結婚にあたって、事前に上司に相談した際、より家庭と仕事を両立しやすいプロジェクトへの配属を提案され、現在は、そのプロジェクトでプロジェクトマネージャーを任されています。そして昨年出産し、産休育休を経て復職しました。 妊娠したからといって仕事量自体が軽くなることはないですが、周りの方が常に体調を気にかけてくれましたので気持ちがとても楽でした。

出産後は時短勤務を使用せず、残業ナシのフルタイムということで復職しています。限られた時間の中でいかにこれまでと同じパフォーマンスを出せるよう効率よく働くかが今の自分への課題です。復職して2ヶ月ですが、帰る時間が決まっている分、始業時間より早く会社に来て仕事するようにしていて、人が少ないので集中でき、はかどります。周りの方々も、打合せは私が帰る時間までに終わらせられるようスケジューリングして下さったり、時間を忘れて仕事をしていると「早く帰りなよ」と声をかけてくださったりしてサポートしてくださり、本当にありがたいです。

周囲を見ていても、妊娠・出産で体調が悪い時は軽めのタスクを割り振ったり、定時に帰れるように声をかけたり、みんなで気配りしてサポートする環境ができていると感じます。

Q4.理系女子学生へのメッセージをお願いします!

業種・業界問わず、いろいろな会社を実際に見て、肌で感じて、良いと思う会社を見つけてほしいですね。理系だからと言って理系の業種に絞らず、いろいろ見てみることをオススメします。

理系の特性である、ロジカルに考え、何事にも原因があるという信念のもと原因を探って問題を解決する姿勢は、どんな仕事でも求められている重要な能力です。みなさんもその強みを活かして頑張ってください!

※掲載内容は取材当時の内容です。

理系ナビCHECK

IT業界というとハードワークを連想する方がいるかもしれませんが、プロジェクトによって時間に対する裁量権や仕事の進め方は様々。ISIDでは、働く社員の立場を考慮し、その社員が最も力を発揮できるプロジェクトへのアサインやキャリアデザインを考慮してくれるようです。また、女性が働くための各種制度、環境も整備されている企業を厚生労働省が「子育てサポート企業(くるみんマーク)」として認定していますが、ISIDはその中でもより高い水準の取り組みが評価され、2016年に「プラチナくるみんマーク」を取得。産前産後休暇、育児休業はもちろん、育児短時間勤務制度、子どもの看護休暇、育児を理由とするテレワーク勤務制度なども整備。これら制度は社内に浸透しており、多くの社員が活用しています。

これまでのキャリア
1年目 金融ソリューション事業部へ配属。
2年目 社内有数の大規模システム開発プロジェクトに携わり、多忙を極めていたころ。無我夢中で仕事をしていた。
5年目 新規プロジェクトでチームリーダーになる。自分のタスクのみならず、チーム全体を引っ張っていく大変さ、ノウハウを学ぶ。
6年目 結婚。6名を率いるプロジェクトマネージャーに。
9年目 出産。
10年目 復職。
プライベート紹介

趣味は6年間続けている茶道です。忙しい時でも静かな空間で過ごすことで仕事も頑張ることができます。体を動かすことも好きなので、最近は夫と二人で週末にジムに通ったり、ジョギングしたりしています。

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      趣味の茶道の写真。

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      ハワイ旅行の写真。年に3~4回は旅行しています。