自分の提案した企画が採用されたときや、編集に関わった本が完成して書店に並んだときにやりがいを感じるほか、大学や高専の先生に森北出版の本の内容を褒めていただけると、自分が関わった本でなくても嬉しい気持ちになります。
また、これまで8冊の本を担当しましたが、自分の得意領域から専門外の本まで幅広く担当できることも森北出版で働く魅力の一つです。たとえば私は『Race Car Design』というレーシングカー設計に関する翻訳書の編集を担当しましたが、私自身はレーシングカーについての知識がほとんどなくて、自動車免許すら持っていませんでした。当然、苦労も多かったのですが、学術書とは異なる読者層に向けた書籍タイトルや見せ方を考えるといった新しい試みにチャレンジでき、貴重な経験を積めました。