東芝ライフスタイル株式会社

数多くの「国産1号機」を生み出してきた
モノづくりの知見を次世代につなぐ

日本初の電気冷蔵庫、電気洗濯機、電気掃除機など数々の国産1号機を世に送り出してきた東芝ライフスタイル(当時は芝浦製作所)。その140年以上にわたるモノづくりの流れを汲み、東芝ブランドとして培ってきた技 ...
日本初の電気冷蔵庫、電気洗濯機、電気掃除機など数々の国産1号機を世に送り出してきた東芝ライフスタイル(当時は芝浦製作所)。その140年以上にわたるモノづくりの流れを汲み、東芝ブランドとして培ってきた技術力と発想力で生活家電事業をグローバルに拡大しているのが東芝ライフスタイル株式会社だ。

同社は世界に60の製造・研究開発拠点と約16万人の従業員を有し、 200カ国以上で事業展開している世界最大規模の家電メーカー「Mideaグループ」に2016年から参画。相互の文化を融合させることで強みを活かし、体制強化を図りながら東芝ブランドの生活家電事業の拡大を続けている。

同社のモノづくりは東芝家電基準の徹底した品質管理に基づいており、最先端のスマート化された製造工程と手作業を重視した匠の技を適材適所に組み合わせることで高品質な製品を世界中に送り届けている。

冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エアコン、電子レンジ、炊飯器――日々の生活に欠かせない生活家電を企画・設計開発・販売している同社が掲げているブランドステートメントは「タイセツを、カタチに。」美味しいご飯を食べたい、服や部屋を綺麗で清潔な状態に保ちたい、いつも快適な温度で過ごしたい――多様化するライフスタイルの中で人々の暮らしの中にある「タイセツにしたい想い」を、「家電を通じてカタチにしていく」ことが東芝ライフスタイルのミッションなのだ。

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先輩インタビュー

倉本尚哉

くらもと・なおや

キッチンソリューション事業部 冷蔵庫技術部 電子制御技術担当

新潟大学大学院 電気情報工学専攻 修了

設計から製造・生産まで、幅広い工程を意識したモノづくりができる環境

東芝ライフスタイルの入社理由を教えてください
学生の頃から「一般家庭で使用される製品を作りたい」という想いがあり、就職活動では家電メーカーを中心にBtoCの事業を行っている企業を検討しました。
当社を選んだ理由は、企画や設計といった上流工程だけでなく、その後の製造・生産工程までを見据えながら一気通貫でモノづくりに携われる環境が整っていたからです。また、面接官から自社の強みや優位性だけでなく、課題や改善すべき点も含めて真摯な姿勢で説明してもらえたことも決め手になりました。
どんな仕事をされているのですか
東芝ライフスタイルは、「お客様から必要とされる、お客様から選んでいただけるメーカーとなる」ことを目指しています。
私が所属する冷蔵庫技術部もこのような戦略にもとづく製品づくりを推進しており、私自身は冷蔵庫の基板の設計開発や電気設計評価、電子部品評価を担当しています。具体的にはCADによる回路図やパターン図の作成、各種部品の選定を行った上で試作品を作り、実際に組み立てた回路図の動作確認などを行います。
また、これら一連の業務は、商品企画部門や機械・構造設計部門のメンバー、回路基板に乗せるソフトウェアのプログラムを組むメンバーなど、様々な人たちと協業しながら進めています。
仕事のやりがいについて教えてください
CADで回路図を作っても、机上の想定通りに動くとは限りません。仮説検証を繰り返しながら少しずつ理想とする回路に近づけていく工程に、モノづくりの面白さや醍醐味を感じます。
また、工場で冷蔵庫が組み上げられている工程を確認するときや、リリースされた冷蔵庫が小売店に並んでいる様子を見たときにも大きな達成感が得られます。
印象に残っている仕事のエピソードをお聞かせください
当社の冷蔵庫は手を触れるだけで扉が開くタッチオープン機能を搭載していますが、その機能のスイッチ基板部品として10年以上使用していた部品の調達が困難になった時期がありました。
その際、私は調達部門と連携しながら様々な候補の中から代替部品の選定・検討を行いました。最終的には以前の部品の性能要求や品質を維持しつつ、より調達コストの低い部品を探すことができました。入社3年目にして冷蔵庫の製造・生産コストの低減につながる貢献ができたので、非常に印象深い仕事です。
会社の環境や雰囲気はいかがですか
設計の仕事ということで、ずっとPCに向かって仕事をしているイメージを持たれるかもしれませんが、PCでCADを操作している時間よりも先輩や同僚たちとコミュニケーションを取っている時間の方が多いです。
上司も含めて全員が広いフロアの中で一緒に仕事をしているので、部長・課長クラスの上長とも気兼ねなく話せるなど、年齢・社歴・役職などに関係なく、誰とでも気軽に議論や相談、話し合いができるフラットな雰囲気の中で仕事ができます。
理系の知識・素養が活かせるシーンについて教えてください
私のような電気・電子系専攻の出身者であれば、大学で学んだ電子回路の知識やトランジスタ、コンデンサ、抵抗器といった電子部品に関する基礎知識を、回路設計を中心とする日々の業務の中でダイレクトに活かせます。また、機械系や材料系の出身者も数多く活躍していますし、ソフトウェア開発では情報系出身のメンバー、設計の解析領域では物理系、数学系のメンバーも活躍しているなど、幅広い理系出身者が活躍できるフィールドが広がっています。
大学で学んだことを仕事に活かしたい方はもちろん、風通しの良い文化の中で若いうちから活躍したい方、多くの人々の手元に届く身近な製品を扱いたい方であれば、やりがいを持って働ける環境が整っています。