三菱UFJ信託銀行株式会社

「安心・豊かな社会」を創る信託銀行
信託型コンサルティング&ソリューション

三菱UFJ信託銀行は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の中核を担う信託銀行だ。同社は金融のプロフェッショナル集団としてアセットマネジメント業務、年金コンサルティング、不動産ビジネス、株主 ...
三菱UFJ信託銀行は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の中核を担う信託銀行だ。同社は金融のプロフェッショナル集団としてアセットマネジメント業務、年金コンサルティング、不動産ビジネス、株主戦略サポート、個人向け財務コンサルティング、デジタル領域の新ビジネス創出など、信託ならではの高度な専門性に基づいた幅広い商品・サービスを展開。多様化するお客様のニーズや社会課題に対して最善の解決策の提案から具体的手段の提供まで、一気通貫で実現する「信託型コンサルティング&ソリューション」を提供している。

同社では、多くのプロフェッショナルが理系の素養を活かして活躍中だ。例えば「多くの情報から必要な情報を取り出して分析する力」や、「論理的に説明する力」、プログラミング等の習得スキルや研究に没頭した経験はトラストバンカーとして活かせる部分が多い。

同社がこの夏実施する『アクチュアリー夏ワークショップ』は、講義とワークを通じて年金アクチュアリーの理解を深められるプログラムだ。現役社員との交流を通じ、プロフェッショナルな働き方を肌で感じられる機会となるだろう。さらに、26卒向けより新たに実施する『ファンドマネジメント・プレミアムサマーインターンシップ for 理系学生』では、理系素養との親和性が高い同職の業務体験を通じ、機関投資家として莫大な規模の運用を担うダイナミズムを体感できる内容となっている。

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先輩インタビュー

津田 健

つだ・けん

年金信託部 副部長 年金数理室長

東京大学 工学部 機械工学科 卒

数理的な素養と企業年金への深い知識をベースに、
人事制度や企業経営を支える年金アクチュアリー

年金アクチュアリーの業務について教えてください
企業は従業員やその家族の生活のために、様々な福利厚生を整えています。その中で重要なもののひとつが、退職後の従業員の生活を支える企業年金です。年金アクチュアリーは、「年金数理業務」や「年金コンサルティング業務」を中心に活動しています。当社の年金アクチュアリーは入社後、まずは年金制度の仕組みをしっかりと理解するために、「年金数理業務」に携わります。お客様の企業年金を健全に運営するための適正な掛金の算出や債務の適正評価などを、数理的な素養や法令等の知識を習得しながら行っていきます。
貴社では、どのようなキャリアを築くことができますか
幅広い活躍の可能性が広がっています。主要なキャリアのひとつは「年金コンサルティング業務」で、お客様の企業年金制度の見直しや年金資産の運用に関するアドバイスなど、専門家としてお客様のニーズを伺いながらソリューションを提供していきます。企業年金は、その企業の成り立ちや時代背景、そして経営の従業員に対する想いなど、様々なことを反映するものです。制度を通じて従業員にどのようなメッセージを伝えていくのか、お客様と膝を突き合わせて考えていく面白さがあります。
他にも、年金運用を行うファンドマネジャーや、年金営業、リスク管理、海外拠点での従事、そして最近ではFinTech領域など、理系の素養を活かして活躍している社員がいます。
年金アクチュアリーのやりがいについて教えてください
企業年金制度は、企業経営に深く関わる制度です。そのため、年金コンサルタントとして活動する中で、経営会議でプレゼンテーションをする機会もあります。良い制度の提案ができた時は、日本を代表する企業のトップから握手を求められることもあり、お客様に貢献する手応えを感じられます。
今、定年の引き上げや転職の一般化など働き方が多様化する中で、年金アクチュアリーへの期待はますます高まっています。従業員に長くモチベーション高く働いてもらえるには、そして優秀な人材を惹きつけるには、給与・賞与・年金全般をどのような設計にしていくべきか。最近では「老後貯蓄2,000万円問題」も話題になりましたが、従業員が抱える不安に対して、企業がどのような答えを用意するのかも注目されています。つまり年金アクチュアリーの役割は人事制度の一部を担う専門家として拡大しているのです。高度な専門性と幅広い知識を武器に、多様なソリューションを提供していくやりがいがあります。
三菱UFJ信託銀行で働く魅力とは
当社はアクチュアリーを多く育成しています。それは、単なる年金数理計算に留まらない手厚いサービスをお客様に提供するためです。お客様の立場に立ち、あるいはお客様の一員となった気持ちで、多様なニーズに真摯に取り組むことができます。また、人数が多いからこそ、年金数理の経験をベースに活躍フィールドを広げて行ける、得難い環境があります。
求める人物像について教えてください
高度な専門性と幅広い知識を身に付けるには、長年の経験によるノウハウの蓄積も重要ですが、課題解決に取り組む個々の“人”の力が最も重要です。“人”の力とは具体的に言うと、「情報やリスクを正しく評価・分析する力」「数学的能力や複雑な状況を直感的にとらえる力」「課題を多角的に検討し、わかりやすく伝える論理的思考力」「日々変化する経済や法律などのルールを正しく理解、運用する力」。これらはまさに理系学生の皆さんが大学・大学院で学び、培ってきた能力ではないでしょうか。
理系学生へのメッセ―ジをお願いします
理系学生は専門性の高い研究をしているからこそ、「この領域しかできない」と、自身の能力を過小評価する傾向が強いと感じます。しかし、みなさんが専門的な課題に取り組む中で培った素晴らしい能力は、他の領域にも必ず応用できます。特に信託銀行は業務フィールドが広いため、そうした能力を存分に発揮できるはずです。自分の可能性に制約をかけず、早い段階で選択肢を狭めず、ぜひ色んな業種を見て、たくさんの企業に話を聞いてみてください。そして、当社にも関心を持ってもらえたら嬉しいです。

先輩インタビュー

堀井亮太

ほりい・りょうた

資産運用部 債券インデックス運用課

慶應義塾大学大学院 理工学研究科 基礎理工学専攻 数理科学専修 修了

若手が多くのチャンスを手にし、キャリアを築ける環境

ファンドマネージャー(FM)には、どんなミッションがありますか
年金基金や法人などのお客様から金融資産をお預かりし、運用することがFMの仕事です。ミッションとしては、大きく二つあります。一つは、運用のパフォーマンスを追求することで、お客様の期待を上回る成果を出せるよう、投資判断をしていくことが求められます。
もう一つは、お客様への説明責任を果たすことです。ファンドの運用で常に勝ち続けることはほぼ不可能です。運用状況が良くない時でも、なぜそうなっているのか、要因の分析・説明をしっかりしていかなければなりません。適切な分析を行って次につなげられれば、お客様からの信頼を得られます。
担当業務について教えてください
入社2年目までは、国内株式クオンツファンドの運用チームで、運用モデルの改良やマーケット分析などを担当していました。3年目からは外国債券のパッシブ運用(※)のチームに所属しています。
外国債券の値動きを理解するには、世界各国の経済政策や金融政策など最新のマクロ環境を常に学ぶ必要があります。様々な知識が自然と身に付いていくことに、やりがいを感じます。
※パッシブ運用:日経平均株価やTOPIX、世界国債インデックスといったインデックスに連動する運用成果を目指す手法
仕事の醍醐味を、どんな時に感じますか
若手のうちから裁量を与えられるのが、当社の大きな特徴です。私も現在のチームに異動して間もなくファンドを任され、ポートフォリオ管理や売買案の作成などを行っています。マーケットの動きを間近で感じられ、自分の投資行動一つひとつがファンドのパフォーマンスに跳ね返ってくることに面白さを感じますね。
また、今のチームは海外インデックス・ベンダー(株価指数のデータを扱う会社)とのやり取りが多く、アジアやグローバルのヘッドとのミーティングに私も参加することがあります。英語でのミーティングには苦労しますが、若いうちから貴重な経験ができていると思います。
今後は、債券のクオンツ運用に挑戦したいです。株式のクオンツ運用は盛んに行われていますが、債券はまだファンドもあまりありません。だからこそ、そこで力を付けて新しい領域を開拓していきたいです。
会社の魅力を教えてください
キャリア自律を実現できることです。たとえば、海外展開を積極的に進めている当社では、海外拠点で働くチャンスが豊富にあります。つい先日も、ずっと海外勤務の希望を出し、語学力も磨いてきた先輩が、そのチャンスをつかみました。
他にも、希望の部署や業務に挑戦できるキャリアチャレンジ制度があります。この制度を利用して、社内はもちろん、MUFGグループ内での異動を実現した先輩もいます。MUFGという巨大金融グループの中の信託機能を担う当社だからこそ、キャリアの可能性が広がるのです。
どのような場面で理系の素養を活かせますか
たとえばクオンツ運用では、モデルを作って運用していくため、プログラムも書きますし、論文をもとに再現もします。また、クオンツに限らずファンドを運用する上で、銘柄やインデックスなど、分析をする場面がたくさんあります。そうしたデータを扱うことは、理系と非常に親和性が高いです。
また、アナリスト業務として、個別銘柄の動向を大量に調べることがあります。そういったリサーチ業務では、まさに大学の研究で膨大な先行研究の山から自分のテーマに近いものを探してきた経験を活かせています。
理系学生へのメッセージをお願いします
私は、大学で専攻した数学の力を活かせること、そしてマーケットの動きを日々感じながら投資判断をしていくことに魅力を感じ、FMを志望しました。今、まさしく希望の仕事をできています。理系の素養を活かしたい方、マーケットに興味がある方は、ぜひ挑戦してください。