第一生命保険株式会社

安心の先にある幸せに向けて
変革に挑み続ける生命保険会社

日本初の相互会社として発足した第一生命は、より柔軟な経営戦略を実現するため2010年に株式会社化し上場を果たした。その後、商品開発・資金調達・M&Aなどにおいて柔軟な経営戦略を実践してきた。

また、 ...
日本初の相互会社として発足した第一生命は、より柔軟な経営戦略を実現するため2010年に株式会社化し上場を果たした。その後、商品開発・資金調達・M&Aなどにおいて柔軟な経営戦略を実践してきた。

また、昨今は保険ビジネス(Insurance)とテクノロジー(Technology)の両面から生命保険事業独自のイノベーションを創出する「InsTech」を推進し、創業以来変わらない「お客さま第一主義(一生涯のパートナー)」という理念のもと、様々な変革に挑戦し続けている。

そんな第一生命が理系人財に期待する役割は大きい。「生保」と聞くと、文系出身の営業職をイメージする方もいるだろう。しかし、保険料計算などに携わるアクチュアリーや長期的な不確実性を定量的に分析するクオンツ、そして昨今では、機械学習を用いたビッグデータ解析や、最先端テクノロジーを積極的に取り入れて新商品の開発に取り組むなど、データサイエンティストも活躍のフィールドを広げている。

理系の素養を活かせるグローバルなフィールドでプロフェッショナルを目指し、挑戦してみてはいかがだろうか。

詳細を読む

先輩インタビュー

与那嶺 亮

よなみね・りょう

DLI Asia Pacific Finance team Head

東京大学大学院 理学系研究科 物理学専攻 修了

アクチュアリーとクオンツ
数理的素養を必要とされる生保ビジネスの要

これまでのキャリアについて教えてください
入社後、主計部で責任準備金の計算・評価や、第一生命の中期経営計画将来予測などに携わりました。入社8年目の北米研修をきっかけに海外を意識し始め、その後すぐにシンガポールで1年間勤務。帰国後も、その経験を活かしてグループ全体の中期経営計画や、大規模な再保険取引組成、海外のサポート業務に従事し、現在は再びシンガポールへ赴任しています。
現在はどのような仕事に携わっていますか
アジアパシフィック8カ国のグループ会社を統括するDLI Asia Pacificにて、新商品認可や事業計画の確認・承認、M&Aの際の企業価値算定など、グループ各社の重要な意思決定に関わるFinanceチームを率いています。アクチュアリー7名のうち、日本人は私を含めて2人のみ。多様な専門性を持つ人財から、刺激を受ける毎日です。
生命保険は、その国の歴史や国民性、政治体制、経済状況、社会保障体制など、様々な要素に影響される商品です。そのため、各国に合わせた戦略立案と実行が必要となり、8カ国分の面白さを感じられています。第一生命は、いち早くグローバル展開に取り組み、各国の生命保険業界をリードしてきました。特にアジアは今後も成長が期待できる新興市場であり、アクチュアリーとして新たな市場を創る手応えを感じています。
今後のキャリアイメージは
多様な専門人財が集まるグローバル環境で活躍するには、自分のコアスキルを意識して高めていく必要があります。私は、アクチュアリー×海外人財を掛け合わせたキャリア構築を見据えています。現在はエリア全体の統括ですが、今後は特定の国にフォーカスし、その国特有の課題に取り組む経験も積みたいと考えています。そして、グループ横断の課題と個社の喫緊の課題、両方を解決できる人財へと成長していきたいです。

先輩インタビュー

川原田 美沙

かわはらだ・みさ

主計部 主計課 アシスタントマネジャー(シニアアクチュアリー)

工学部建築学科 卒

数理的なスキルを駆使し、お客様のニーズに応じた新商品を企画・開発

仕事内容について教えてください
入社してから主計部に所属しています。最初の5年間は主計部数理課で新商品の開発を担当していました。様々な要素を勘案し、数理的なスキルを活用して商品を開発するやりがいは大きく、実際に開発した商品が販売開始となってCMで取り上げられている様子を目にした時は本当に嬉しかったですね。
主計課に異動した現在は決算業務を担当し、会社の収支を分析した上で今後会社としてどのようなアクションをとっていくべきかを検討しています。自分の考えが会社の経営戦略に資するという点で、前所属とはまた違ったやりがいを感じています。
スキルアップできる環境はありますか
私は理系学部の出身ですが、数学を専門で学んでいた訳ではありません。そのため、アクチュアリーに必要な知識は入社後の業務と資格勉強を通じて習得しました。指導担当の先輩は業務の背景まで丁寧に指導してくれるので、自分の業務を俯瞰的な視点で理解できましたし、資格勉強においても正会員の先輩がサポートしてくれるなど、成長しやすい環境があると感じています。
今後のキャリアイメージは
第一生命のアクチュアリーは、主計部に限らず様々な分野で活躍しています。資産運用領域や、海外のグループ会社で経験を活かして活躍している先輩もいます。私はいつか、グループ会社で新しいコンセプトの新商品開発に携わりたいと考えています。そして、多様な経験を積んで成長し、将来は幅広いフィールドで活躍できるアクチュアリーとなりたいです。

先輩インタビュー

中澤 百合恵

なかざわ・ゆりえ

第一生命保険株式会社 オルタナティブ投資部

理工学研究科 開放環境科学専攻 修了

アクチュアリーとクオンツ
数理的素養を必要とされる生保ビジネスの要

現在の仕事内容について聞かせてください
ヘッジファンド、プライベートエクイティなどの運用会社への運用委託、およびベンチャー企業への直接投資を通じて、運用収益の向上に取り組んでいます。ヘッジファンド投資では、運用を委託先の評価やモニタリングを行いますが、組織体制、投資スキーム、関連する会計・税制なども加味した上で投資を決定するため、あらゆる分野に関して自らの考えを持つ必要があり、視野が大きく広がると感じています。
ヘッジファンドの戦略に、「一時的なプライシングの歪みを見つけ、いずれは一定の水準に収束することを前提に、二つの類似する資産の売買を行う」相対価値戦略があります。この背景には、クオンツが得意とする確率論を背景とした定量分析を用いて資産価値を推計しているファンドも多く、その運用・分析プロセスを理解する際に、大学で学んだ金融工学の知識が役立っています。また、ファンド全体のポートフォリオマネジメント業務では、定性面のみならず、最適化技術を生かした定量分析に基づく判断を行っており、自分の強みを活かせていると感じます。
今後の目標やキャリアの展望は
当社に入社を決めた理由の一つは、クオンツという軸は持ちつつ、証券投資・リスク管理・企画業務など、将来的なキャリア選択の幅を広げられる点に魅力を感じたからです。実際、入社後は金融工学の研究業務だけでなく、アセットアロケーションや個別ファンド投資を経験できました。どの業務でも共通しているのは、定量分析を仕事に活用する際には、数学・分析技術だけでなく、資産運用に関する知識も十分に持ち、分析を必要とする業務を自ら発見、活用し、そして他者が分かりやすいように説明する事が重要だという点。将来的には、クオンツと証券投資の2軸を自身の強みとし、課題に対して自分なりのアプローチで解決を図れる人財を目指したいですね。

先輩インタビュー

西元 秀明

にしもと・ひであき

DX推進部 データアナリティクスグループ マネジャー(エグゼクティブデータサイエンティスト)

経済学部 卒

データ解析の技術が、社会問題の解決へのアプローチになる

第一生命に入社を決めた理由は
大学では金融工学のゼミに所属しており、クオンツに興味を持っていました。第一生命を選ぶ決め手となったのは、先輩社員から伝わってきた仕事に対する熱い想いと、クオンツとしての使命感です。
その他にも、会社全体を通じて信頼と尊敬を寄せられる人材が多いと感じました。
理系の強みを活かせていますか
課題に対して理論や統計技術を用いて解決のアプローチに取り組んでいます。「より良い結果を出すためにどうすれば良いか」といった問題を客観的な構造としてとらえ、数理技術によって解決していくプロセスは研究にも似ていますね。
課題をクリアしていく一連のプロセスが、いつか企業の課題や社会の課題を解決できる力となるよう努力を重ねていきたいです。
今後のキャリアイメージは
今後の目標は、「第一生命グループが技術力をコアコンピタンスとする企業である」と内外から認知されるよう、組織と自身を成長させていくことです。InsTechの取り組みから始まった様々なサービスが広がりを見せつつある今、この流れを大事にしていきたいですね。
そして、当グループの発展に貢献し、ビジネスのあらゆる課題をデータアナリティクスの文脈でとらえ、解決に向けてプロジェクトをリードできるように成長していきたいです。
保険や健康に関するデータを扱い、健康増進や医療費問題など国が抱える課題にコミットできるのは、第一生命だからこそできること。より社会に貢献できるようなデータサイエンティストを目指していきます。