Q1.参加したインターンシップについて教えてください
精密機器メーカーの営業職インターンシップに参加しました。3日間のプログラムで、会社や製品の説明を受けてから1日半にわたる営業の業務体験に臨みました。6、7人のグループに分かれ、売上目標に向けてグループ全員で営業戦略の立案から顧客訪問など一連の営業業務に取り組み6チームで売上高を競いました。
実施企業の社員がお客様や上司役となり、競合会社もいる設定でしたので、真剣に戦略を話し合ったり、価格の交渉をしたりするなど、緊迫感がありました。
Q2.参加してどんなことを感じましたか?
参加する前、営業に向くのはフットワークが軽く、話し上手な人が良いと思っていました。しかし、仕事体験を通じて、お客様のニーズを引き出す力やお客様の反応に対応できる臨機応変さも求められることを知り、先入観は必ずしも正しいわけではないと分かりました。
また、このインターンシップに参加することで、今まで意識していなかった自分の長所を二つ見つけられたのも収穫でした。一つは論理的に順序立てて説明できること、二つ目は情報を丁寧に整理できるという点です。
メモを取ることは、これまで自分の癖としか思っていませんでしたがそのメモによってグループの意見がまとまることが多かったため、これは自分の強みなのだと気づき、自信につながりました。
Q3.インターンシップの選考対策はどのように進めましたか?
エントリーシートの対策をしました。就職した先輩にエントリーシートを見てもらったり、理系ナビのコンサルタントの方にアドバイスをいただいたりしながら何度も書き直しました。
また、書類選考通過後のグループディスカッションについても先輩からアドバイスをもらい、とても参考になりました。
Q4.インターンシップに参加して就職活動に役立ったことは?
私は人と接することが好きなため、理系の技術的バックグラウンドを活かしながら多くの方と接するメーカーの営業職に関心を持っていました。ですが、技術系の仕事は話を聞ける先輩社会人も多く、実際に研究をしているので、比較的イメージがつくものの、営業職は情報が少なく、自分に向くかどうか判断ができませんでした。営業の業務体験をしたことでやはり技術のバックグラウンドをもっと生かした技術職の仕事がしたいという想いが強くなりました。
またインターンシップにおける選考対策の経験から、会社のホームページの見方を学べたのは就職活動本番でも役に立っています。製品情報や事業内容だけでなく、代表挨拶や採用担当者のメッセージには会社の思いが込められていることが多く、必ず目を通すようになりました。その会社がどういう人材を求めているのかを考えるようになりました。
Q5.これからインターンシップや就職活動を控えている理系学生にアドバイスをお願いします
インターンシップは、興味があればどんな仕事でも体験することができ、自分の適性を見極めることができます。
また、選考過程において志望動機などを本気で考え、本当にその仕事がしたいのかと自分に問うことで将来やりたいことも見えてくると思います。将来について考えるきっかけにもなるのでぜひ参加してほしいです。
●プロフィール
所 属 | 東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 修士2年 |
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参加したインターンシップ | 精密機器メーカー(営業コース) |
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