Q1.参加したインターンシップについて教えてください
インターンは素材メーカーの2週間のものと証券会社の1dayに参加しました。証券会社のプログラムはゲーム形式で金融ビジネスを学ぶという内容で面白かったですね。ゲームを通じてマーケットの不確実性や金融における人材の重要性などを学べました。素材メーカーでは実際の職場に配属され、製品の品質向上を目指して一編の論文と膨大な解析データから自分なりの手法を提案するという自由度の高い実践型プログラムでした。実地データが欲しいと社員の方にお願いしたところ、実際に工場へ連れて行ってもらえるなど、親切にフォローいただいたのが印象に残っています。
Q2.参加してよかったのはどのような点ですか
メーカーのインターンで強く印象に残っているのは、企業のものづくりではコストや納期が非常に大切になってくる点です。大学では〝できるかできないか〟理屈を検証するのに対して、企業では〝コスト・納期と需要のバランス〟が取れるかどうかを重視する。自分が考えた手法は品質を高めうるものではありましたが、コスト面での採算を意識できておらず、企業が社員に求めるレベルには達していなかったと思います。需給バランスを考える重要性を痛感しましたね。この経験を通じて、ものづくりの厳しさを感じる一方、自由な発想で世の中に新しい製品を送り出すという〝ものづくりのやりがい〟を感じることができました。
Q3.インターンシップの選考対策や情報収集でやったことは。
応募の際に志望動機や最近気になったニュースなどを聞かれるので、ニュースは普段以上に意識しました。大変だったのはスケジュール調整ですね。研究が第一ですから、夏までは死に物狂いで研究し、徹夜も珍しくはありませんでした。GWと誕生日に徹夜したのはいい思い出ですよ(笑)。この頑張りを見てくださっていたのか、教授にも2週間のインターンシップを許していただけました。大変でしたが、一度きりの人生を後悔しないように徹底的にやりたかったんです。辛いと思ったことはありませんでしたね。
Q4.インターンシップへの参加は就職活動に役立ちましたか。
就職する企業を選ぶ上で、社風の大切さに気付けたのは大きかったですね。自分の性格とその会社の社風・風土が合うか合わないかは、多くの企業を見ることでわかってきます。一緒に働きたいと思える社員の方と出会えるかも大切ですよ。
Q4.インターンシップ、就活を控えている方へのメッセージをお願いします。
最終的にインターンに参加した企業、業界へ行くとは限りませんが、絶対にいい勉強になります。企業に招かれ、業界・業務内容を説明してもらえる機会は一生でも今のうちだけです。ただ、スケジュール調整が大変な分、参加しただけで満足しないよう注意してください。自分は最初、「やっぱ給与は重要でしょ」と思っていましたが(笑)、インターンを通じて仕事や会社を知る中でもっと大切にしたいものに気付けました。理系学生は忙しくて大変だと思いますが、就職は受験と一緒で必ず乗り越えなければならない壁。どうせやるなら楽しんだほうが人生お得です!皆さんもぜひ楽しみながら就職活動をしてください。
●プロフィール
所 属 | 東京大学大学院 工学系研究科 修士2年 |
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参加したインターンシップ | 素材メーカー 内々定 |
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