Q1.参加したインターンシップについて教えてください

日系・外資系証券会社を中心に6社のインターンシップに参加しました。実施期間は短いもので3日間、長いもので2週間。 印象に残っているのは、実際の職場で業務体験ができたプログラムですね。 日系証券会社では過去のデータを用いてデリバティブのトレーディング業務をさせてもらったり、外資系証券会社では仕組み債の組成と販売をする部門で新商品の企画を体験できたりしました。 外資系証券会社の投資銀行部門では分厚い資料を渡され、顧客企業の企業価値向上のための手法を考えるというプログラムがありました。 このプログラムは、徹夜で取り組むなど大変でしたが、実際の働き方を体験できたのは良かったですね。

Q2.参加してよかったのはどのような点ですか

仕事理解を深められたのはもちろんですが、各社の社風やどんな社員が働いているかを知ることができた点ですね。OB訪問をしても出会える人数は限られますが、 社内に入ることで多くの社員の方と接することができ、その会社の社風や社員の人となりをより深く知ることができました。 あと細かいところですが、業務上でエクセルを使いこなせた方が有利だとか、必要なスキルを実感できました。

Q3.インターンシップの選考対策や情報収集でやったことは。

実は学部生のころにもコンサルのインターンシップに応募していたんですよ。その時は選考で落ちてしまいまして(笑)。悔しかったので、実際にトレーディングをしたり、 金融に関する本を読んだりして業界研究をしていました。具体的な選考対策については、学部生の時に受けたグループディスカッションが散々だったので、 理系ナビのGD対策講座に参加するなどして対策を行いました。

選考対策で感じたのは情報収集の大切さですね。仕事についての情報をしっかり収集し、理解を深めていれば「自分のこんな長所が仕事に活かせます」といった自己アピールができます。 そのために、サマーインターンシップの前にOB訪問をしたのですが、各企業でどんな人が働き、採用されているのかを知れたのは大きかったですね。

Q4.インターンシップへの参加は就職活動に役立ちましたか。

参加して良かったと思います。仕事理解の面では、トレーディングのイメージが変わりました。トレーダーは商品が変わってもやることはそんなに変わらないと思っていたのですが、 商品によって業務スタイルがかなり異なるということを実感できました。また、本選考につながるような人脈を作れたのも大きかったですね。

Q4.インターンシップ、就活を控えている方へのメッセージをお願いします。

就職活動で実際やってみないとわからないことは多いので、今の時期にいろんな経験をしておくことをお勧めします。 インターンシップは積極的に応募して経験を積んでほしいですね。研究などとのスケジュール調整は大変でしたが、私はやって良かったと思っています。 また、インターンシップで企業の方と人脈を作れるといろんな面で有利ですよ。

●プロフィール

所 属早稲田大学大学院 先進理工学研究科 修士2年
参加したインターンシップ証券会社 トレーダー 内々定