Q1.どんな業界や職種を希望しましたか

大学院は機械系の専攻で、脆性材料で作られた電池の内部を電磁波で検査する技術について研究しています。私は昔から「人と社会に貢献できるような、ものづくりの仕事がしたい」と考えていたので、就活開始当初から研究テーマに縛られずに様々なメーカーを調べ、修士1年の夏には大手総合電機メーカーの家電部門のインターンにも参加しました。ただ、インターンのプログラム自体は楽しかったのですが、仕事観に対する違和感がありました。

その後、修士1年の冬に学内で行われた合同企業説明会で出会ったのがブリヂストンです。それまではタイヤの会社ということで化学系のイメージが強く、機械系の私には縁のない会社だと思っていたのですが、実際に話を聞いてみると基礎技術や構造設計、生産部門などで多くの機械系出身者が活躍していることを知り、自分の専門を活かせるフィールドが広がっていると感じました。

また、「人の命を乗せているモビリティに関わる仕事は社会貢献性が高い」と考えるきっかけにもなり、以降は自動車関連のメーカーを中心に就活を進めるようになりました。

Q2.内定先を決めたポイントは

私は企業を検討する際に、「女性としてどれだけ多様な働き方ができる環境があるか」という点を重視していたのですが、そうした環境がもっとも整っていたのがブリヂストンでした。

同社主催の女性限定イベントでは、女性役職者の方、育児休暇明けの方、若手1年目の方など、様々なスタイルで働いている女性社員の方々から話を聞ける機会があり、事業所内に設置されている保育園も見学できたことで、将来の働くイメージが湧きました。

また、機械系分野で活躍している女性も多い上に、「女性はこう働かなければならない」という制限がなく、内定をいただいた他の会社と比べても、一人ひとりのライフプランやライフステージに合わせて幅 度・環境が充実していることが決め手となりました。

Q3.就職活動で一番苦労したことはなんですか

私は自分の知らない分野・領域の話を聞くことが好きなこともあって、最初のうちはどの業界、どの企業の仕事も魅力的に見えてしまい、エントリーする企業を絞り込むことに苦労しました。そんなときは、常に自分が本来大切にしている価値観に立ち返って考えるようにしていました。

Q4.就職活動で大切だと感じたことは

新卒の就活は人生で一度しかない貴重な機会なので、何事も楽しんでみることが大切かもしれません。私は自己分析に関しても友達と一緒に楽しみながら取り組んでいましたし、様々な企業の人たちから話を聞くことで視野を広げられたと感じています。

たとえば同じクルマに関わる企業でも、完成車メーカーと部品メーカー、タイヤメーカーでは立場も考え方も違います。それぞれの企業の方から話を聞くことで、業界の全体像を立体的に捉えることもできました。

Q5.これから就活に臨む読者へのアドバイスをお願いします

まずは自分が大事にしたいこと、仕事を通して大切にしていきたいことを見つけることが最初のステップになると思います。そうした軸や価値観を見つけることができれば、迷ったり悩んだりしたときもそこに立ち返ることができるはずです。

あとは「せっかくだから楽しもう」という気持ちを持って、いろんなことに前向きに取り組んでほしいですね。

●就活プロフィール

就活開始2018年6月
就活終了2019年6月
志望業界メーカー(自動車関連業界)
エントリー10社
面接社数3社
内定社数3社
内定先株式会社ブリヂストン