Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか
2018年の6月から証券会社とコンサルティングファームのインターンに関する情報収集を始め、夏に5社のインターンに参加。秋以降は選考の早い外資系企業を中心に就活を進めましたが、冬以降は日系の証券会社に絞って本選考のエントリーを行いました。
最終的に4社から内定をいただき、その中でも、優秀かつ親切な先輩社員が多く、社員一人ひとりを大事にしている印象を受けた大和証券への入社を決めました。
Q2.どんな業界や職種を希望しましたか
学んだことをダイレクトな形で産業発展に活かせる学問に興味があったため、大学で石油工学を学んだ後、大学院では鉱山開発用削岩機の研究をしていました。
金融やコンサル業界を志望するきっかけとなったのは、学部生時代に経験したビジネス交流会議です。プロフェッショナルの立場から企業戦略や財務戦略をアドバイスし、クライアントとの信頼関係を深めていく投資銀行や経営コンサルの仕事に感銘を受け、「専門知識を活かして多くの人から頼られる存在になりたい」と思ったのです。
金融やコンサルは大学院での研究内容とは異なりますが、実験を繰り返して得られたデータを分析する力、数値やデータの意味についてロジカルに思考していく力は、これらの世界でも必ず活かせると考えました。
Q3.内定先を決めたポイントは
様々な証券会社のインターンに参加しましたが、大和証券で出会った社員の方々は、私の質問に対して理解できるまで何度も丁寧に説明してくれました。そうした社員の親切かつプロフェッショナルな態度は、クライアントなど関係するあらゆる人々に向けられているのだろうと感じ、その一員として活躍したいと感じました。
また、大和証券の今後の経営方針として、「アジアの成長果実の提供とグローバルM&Aネットワークの強化」が明記されており、自分の語学力を活かして、グローバルに活躍できるフィールドが広がっていることにも惹かれました。
さらに大和証券は女性の活躍支援にも積極的です。同社の女性向けイベントに参加した際、産休育休といった制度の充実に加え、女性役員・女性社員が増えていること、女性がキャリアを形成しやすい環境が整っていることを聞けたので安心して入社を決めました。
Q4.就職活動で一番苦労したことはなんですか
就職活動が本格化する時期と修士論文の執筆時期が重なってしまい、スケジュール調整に苦労しました。学業、就活のバランスを取りながら並行して進めなければならなかったことは難しかったです。
Q5.就職活動で心がけたこと、大切だと感じたことはなんですか
私がもっとも注力したのはエントリーシートです。まずは自分を知るために自己分析シートを活用して徹底的に分析を行いました。
さらにその上で、時間をかけて企業情報を収集しました。証券会社の場合はIRやアニュアルレポートに目を通し、直近の決算情報や中期経営計画などを確認した上で各社の特徴を踏まえ、エントリーシートを作成しました。
Q6.これから就活に臨む読者へのアドバイスをお願いします
できるだけ多くの業界、企業にエントリーすることが大切です。私自身、内々定をもらえても、もらえなくても、選考を通して学べたことは多いと感じています。
また、事前の情報収集も大事です。私の場合、説明会やインターンを通じて友人を増やし、連絡を取り合うことで様々な情報が得られました。
●就活プロフィール
就活開始 | 2018年6月 |
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就活終了 | 2019年6月 |
志望業界 | 金融、コンサルティングファーム |
エントリー | 6社 |
面接社数 | 5社 |
内定社数 | 4社 |
内定先 | 大和証券株式会社 |
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