Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか
修士1年の6月頃からインターンシップの情報収集・応募を始めました。同年9月にイタリアへ留学するなど、学業やゼミの合間を縫って就職活動を続け、修士2年の6月に終了しています。
Q2.どんな業界や職種を希望しましたか
学部3年のときにアクチュアリーに関するサマースクールに参加したのがきっかけで、就職活動の途中までは、自分が学んでいる確率微分方程式の知見を活かせそうな金融専門職を志望していました。金融専門職を軸に様々な企業の説明会やインターンシップに参加していた際、株式売買システムを開発しているIT企業役員の話を聞く機会があったのです。そこで、「株や投資は単純にお金を増やすための手段というだけではなく、将来的に日本の産業や社会全体の利益を生み出す力になる」という話を聞き、株や投資に対する関心が高まりました。「この領域で自分の力を活かしたい」「企業の成長を後押しする仕事に就きたい」と考えるようになり、その後は証券会社に志望業界を絞りました。
Q3.内定先を決めたポイントは
選考が進む中で「大和証券は変化に対応できる柔軟性があり、社員を大切にする風土がある」という印象を持ったことが決め手となりました。大和証券には女性社員の活躍を推進する様々な制度と実績があり、経済産業省より3年連続で「なでしこ銘柄」、「健康経営銘柄」をダブル受賞しています。今後さらにグローバル化が進展するにあたり、世界的な基準で女性が活躍できる環境があることは重要だと感じています。
また、経済的な利益の追求と同時に、貧困や環境などの社会課題に対して解決を図る「インパクト・インベストメント」に取り組んでいる点にも惹かれました。日本は欧米に比べると寄付文化が根付いていませんが、社会貢献や寄付に興味がある人たちは少なくありません。そういった潜在的なニーズに応える商品を、他社に先駆けて導入しているのも柔軟性の一つだと思います。
さらに大和証券には社員を大事にするという風土もあります。最終面接の時、役員に「御社が大切にしているものは何ですか」と聞いたところ「一番大事にしているのは社員」と言っていましたし、他の社員に聞いても皆同じように答えていたのが印象的でした。
Q4.理系ナビのサービスはいかがでしたか
アクチュアリーに関する情報が充実していたので業界や企業研究の際にWebや冊子を見ていて、何度かセミナーにも参加しました。その他、エントリーシートの書き方についてアドバイスをもらうなど様々な面でサポートいただきました。
Q5.就職活動で一番苦労したことはなんですか
私は北海道在住なので日程調整が大変でした。学業も疎かにできないので、説明会や面接といった就職活動に集中する期間と、ゼミや学業に集中する期間をしっかり分けて両立できるよう心がけていました。また、就職活動を円滑に進めるためには先生と密にコミュニケーションを取ることも重要だと思います。
Q6.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします
大事なことは相手にも自分にも嘘をつかないことだと思います。複数の会社に対して「第一志望です」と言っても最終的には一社に絞らなくてはならないので、そうした嘘はつかない方が良いでしょう。また自分に対してという部分ですが、私は最終的に、当初志望していた職種には就きませんでした。就職活動においては、途中で志向が変わることもあります。その時に新たに興味を持った分野・職種の情報をしっかり集め、真摯に追求していく姿勢も大事なのではないでしょうか。
●就活プロフィール
就活開始 | 2016年6月 |
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就活終了 | 2017年6月 |
志望業界 | 金融・IT |
エントリー | 15社 |
面接社数 | 14社 |
内定社数 | 4社 |
内定先 | 大和証券株式会社 |
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