Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか
勉強やアルバイトで忙しかったため、就活をスタートした時期は大学3年の秋でした。
11月から金融業界の1dayインターンシップに参加。12月から2月にかけて本腰を入れ、企業説明会やインターンに参加しました。3月から4月にかけて各社の面談が集中し、最終的に2社から内定をいただきました。
Q2.志望業界と内定先は
金融専門職の「アクチュアリー」という仕事については、大学の友人に教えてもらうまで知りませんでした。
ネットなどで調べてみるとアクチュアリーは私の得意分野である数学の知識を活かせる仕事だということが分かり、同じように数学を活かせるメーカーの理系職とで迷ったのですが、アクチュアリーは専門資格もある仕事。取得できれば資格を活かして働けますし、金融知識をバランスよく身に付けられる点にも魅力を感じ、アクチュアリーに絞りました。
アクチュアリーは年金・生命保険・損害保険という専門領域に分かれますが、その中でも、損害保険を選んだのは、「挑戦する人や会社を支える保険」だと感じたからです。損害保険を取り扱う会社の中でも、個性を活かして働けるオープンな雰囲気が自分にフィットすると感じ、三井住友海上に入社を決めました。
Q3.就職活動で一番苦労したことはなんですか
私は家庭の事情により、修士の道に進むことは考えていませんでした。しかし、大学の友人のほとんどは修士への進路を決めており、同級生の中で就活をしているのは、実感値として1%くらい。就活をスタートさせても、周囲から情報がなかなか得られない環境には苦労しました。
先輩が開いてくれた食事会に参加して情報収集をしたり、インターンシップで一緒になった就活生と情報交換をしたりと、少ないチャンスを活かして情報収集に努めました。
Q4.就職活動で大切だと感じたことは
就活する前は、「修士の方が就活に有利」という先入観を持っていましたが、今はそう思いません。
アクチュアリーの選考には筆記試験が伴います。筆記試験の内容は、微分・積分や確率・統計など、大学1年で学ぶ基礎的な内容がメイン。修士レベルの学力が必要になるということはありません。
修士の方よりも、学部生の方がこれらの内容を覚えているでしょうし、しっかりと予習をすれば筆記試験で高得点も狙えます。私も入念に試験対策を行ったおかげで、筆記試験を受けた3社全て通過することができました。
また、三井住友海上のインターンシップの中で、私と同じように学部卒の先輩社員の方が、「修士卒じゃないからといって気にすることない、思いっきりぶつかっていけば結果は出るよ」と声をかけてくれたことは、自信にもつながりました。「修士の方が就活に有利」という固定概念にとらわれず、前向きに努力することが大切だと思いますね。
Q5.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします
誰にとっても就活は初めての経験。不安は付きものだと思います。私自身、同級生たちの多くが修士へと進路を決めている中での就活は、不安の連続でした。
しかし、一人で悩んでいても仕方ありません。手を動かし、足を動かすことで、不安は解消できます。私の場合は、納得いくまで筆記試験対策をすることで、自信につながりました。「行動すること」が、不安を払拭する第一歩だと思います。
●就活プロフィール
就活開始 | 2016年11月 |
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就活終了 | 2017年6月 |
志望業界 | 金融 |
エントリー | 24社 |
面接社数 | 9社 |
内定社数 | 2社 |
内定先 | 三井住友海上火災保険株式会社(アクチュアリーコース) |
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