Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか

修士1年の6月に理系ナビと外資就活ドットコムに登録し、サマーインターンシップの情報収集を始めました。サマーインターンシップに参加してから年末くらいまで目立った企業の動きがなかったので少し不安でしたが、早期に採用活動を行う企業の説明会が年明けくらいから始まり、3月に1社から内定をいただきました。志望企業の内定は8月以降だったので就活を続けましたが、心理的にはかなり楽になりました。常にスケジュールがびっしりというわけではなかったのですが、就活期間は1年以上にわたり、修士2年の夏ごろは修論に向けての気持ちの切り替えが難しかったですね。

Q2.志望業界と内定先は

専攻している数学を活かせると考え、アクチュアリーとクオンツを志望していました。両方のインターンシップに参加したのですが、クオンツのプログラムでは取り組んだ課題に対して社員の方から評価していただき、「この仕事は自分に向いている」という手応えを得られました。内定先の決め手として、会社の風土がよく、魅力的な先輩社員や一緒に働きたいと思える人が多い点がいいと考えました。また、海外での活躍のチャンスがあることも魅力的でした。

Q3.理系ナビのサービスはいかがでしたか

理系ナビの情報誌は必ず読んでいましたが、中でも金融専門職の紹介記事はまとまっていてわかりやすく、クオンツの仕事理解に役立ちました。理系ナビが主催するクオンツやアクチュアリーの職種研究セミナーにも参加しましたが、仕事理解につながったのはもちろん、同じ職種を志望する仲間と出会う場となったことも大きかったです。

Q4.就職活動で一番苦労したことはなんですか

就職活動のスケジュール変更で先輩たちの話もあまり参考にならず、大変でした。そのため就活仲間とのネットワークが貴重な情報源でした。同じ業界や職種を志望している就活仲間を作ることは就活を進めるうえで重要だと思います。その他には、エントリーの取捨選択も難しかったですね。エントリーし過ぎても後々スケジュールや情報管理の面で苦しくなるので厳選しましたが、かなり悩みました。先輩社員の話などを通じて、入社5年目までにどう過ごせるか、10年目以降はどんな形で会社に貢献できているか、といったキャリアプランを重視した上で判断しました。

Q5.就職活動で大切だと感じたことは

面接では「これを話そう」とあまり準備しすぎると必要以上に話し過ぎたり、「あの質問来てないな」とか余計なことを考えて緊張してしまうと思ったので、必ず聞かれるような長所や趣味などは答えを用意しつつ、それ以外は頭をからっぽにして臨むようにしていました。面接前は音楽を聞くなど、リラックスして臨むようにしました。ただ、会社ごとの社風に合わせた面接での受け答えは必要だと感じました。例えば、趣味のエピソードにしても、くだけた話がウケのいい企業と、真面目そうな話をしたほうがいい企業があるので、雰囲気に合わせて話す内容を変えるようにしていました。その他に大切だと感じたのは、就活時期だからと気負いすぎないこと。友人と遊ぶなど、息抜きも普段通り予定に入れてみてください。

Q5.これから就活に臨む方へのアドバイスをお願いします

金融専門職などでは、理系の素養を学生に期待しているケースが多いと思いますが、理系としての評価のスタートラインは皆ほぼ一緒。それ以外の強みをアピールできるかどうかが重要です。自分の「理系+α」の強みは何か、しっかり考えてみてください。

●就活プロフィール

就活開始2014年6月
就活終了2015年8月
志望業界金融
エントリー10社
面接9社
内定社数3社
内定先みずほフィナンシャルグループ Global Marketsコース