理系の就活体験談33

Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか

活動を始めたのは学部3年生の夏で、WEB系企業をチェックし、インターンシップに応募しました。自分の行きたい企業の方向性が決まっていたのでHPを調べて応募し、クックパッドが実施していたモバイルアプリの開発に取り組める5日間のインターンシップに参加しました。その後は、エントリーを開始している企業がないか、11月くらいから志望する企業のサイトを週に一度くらいチェックし、興味を持った2社にエントリー。最終的に第一志望だったクックパッドから内定をいただきました。

Q2.どんな業界や職種を志望しましたか

私の専攻は化学なのですが、昔からコンピュータが好きでエクセルの自動化などをするうちに、何十時間もかかっていた作業を数秒で終わらせることができるプログラミングの力に惹かれ、IT業界でエンジニアになりたいと思うようになりました。中でも、一般消費者向けのサービスを自社で作っているWEB系企業で働きたいと考えていました。私はアルバイトでRuby言語を使ってプログラムを組むことが多かったのですが、クックパッドもRubyでサービスを構築しており、憧れの企業の一つでした。同社のインターンで指導担当となったエンジニアは技術水準が非常に高く、大きな刺激を受けました。さらに、ユーザーファーストの視点が全社で徹底されていて「どうすればもっとユーザーが使いやすくなるのか」「そもそもユーザーに求められている機能なのか」といったことをエンジニア全員が非常に強く意識していたことにも驚かされました。「ここで働けば、ユーザーの役に立つものづくりができる」と感じ、志望度がさらに高まりました。

Q3.就職活動で一番苦労したことはなんですか

選考試験で出題されたプログラミングの問題が難しかったですね。「こういう動きをするプログラムを書け」といった問題がいくつか出るのですが、難易度が高く、どうしても解けない問題もありました。プログラミングの問題は事前に準備のしようがないので、普段からどれだけコードを書いているかが問われます。私は情報系の専攻ではないので、有名なプログラマのツイッターから情報収集したり、アルバイト先でプログラミングスキルを磨くように意識していました。

Q4.就職活動で大切だと感じたことは

面接は緊張しましたが、自分の考えや想いを、過剰に繕うことなく伝えようと思っていました。嘘をついて入社しても、働き始めてから苦しむだけなので、言いたいことを言おうと。それで駄目ならしょうがないと割り切って臨みました。結果的に、自分のやりたいことを自分の言葉でしっかり言えたことが評価されたのではないかと感じています。あとは、即答する必要はないので、一息ついて落ち着き、考えてから話すよう心がけました。

Q5.これから就活に臨む読者へのアドバイスをお願いします

私は大学の専攻とは異なる業界に絞って就活をしましたが、それでも第一志望の企業から内定を獲得できました。似たような状況で不安になってしまう方もいるかもしれませんが、自分のやりたいことを突き詰めて考え、そこに行くためにはどうすればいいのかを徹底的に考えれば道は拓けます。私は、自分が本当に何をやりたいのか、どんな環境であれば楽しく働けるのか、といったことをじっくり考えました。周囲がやっているから就活しなきゃということではなく、まずは自分が何をやりたいのかをしっかり考えてみてください。

●就活プロフィール

就活開始2014年8月
就活終了2015年3月
志望業界IT
エントリー2社
面接2社
内定社数1社
内定先クックパッド株式会社