Q1.就職活動はどんなスケジュールでしたか
学部3年生の8月に大和証券のインターンシップに参加したのが最初の活動でした。インターンシップはその他にも金融系企業2社のプログラムに参加し、情報収集を進めました。年が明け、一部業界では4月からエントリーが始まっていましたが、本命の金融業界は6月頃から本格的にエントリー受付が始まりました。8月に入って面接が始まり、第一志望だった大和証券に無事内定をいただき、就職活動を終えました。
Q2.志望業界と内定先は
父が資産運用をしていたことから金融業界に興味を持ち、インターンシップに参加しました。インターンシップで交流した社員は意外にも理系出身の方が多く、「商品開発やリスク管理業務などで数式が数多く用いられている」という話を聞いて自分のやってきたことが活かせそうだと感じ、金融業界への興味が高まっていきました。大和証券のインターンシップで職場の雰囲気を感じられたことは、志望企業を選ぶうえで非常に参考になりました。その時にフォローしてくださった社員の皆さんが親切で人間的な魅力が大きく、また、他のインターン参加者とも息の合ったチームプレーができ、こんな仲間と一緒に働きたいと思いました。企業選びの際には「女性が働きやすいか」ということも重視していました。金融業界は、どの会社も制度はそれなりに整っていたのですが、大和証券では実際に子どもを育てながら活躍している女性社員の話を聞くことができ、「多様なロールモデルがあり、この会社なら女性が長く活躍できそうだ」と具体的なイメージを持てたことも、入社を後押しした決め手となりました。
Q3.就職活動で一番苦労したことはなんですか
スケジュール管理が一番大変でした。2016卒は就活スケジュールの変更があったため、様々な噂が飛び交っていて、先の見えない辛さがありました。私は、「とりあえず今できることを全力でやろう」と考え、説明会にはとにかく参加するなど、まずできることから動いていました。また、学業でも研究を進めないといけなかったので、エントリーから面接までの期間で少し時間の空いた7月に、まとめて研究に没頭する時間を作りました。両方やりながらだと、どっちつかずになるので、期間を決めたことが私にとっては良かったです。もう一つ苦労したのは面接です。最初のうちは、緊張して何を言っていいのかわからない状態でした。そこで、大学のキャリアセンターで面接の練習をし、「言い方が弱い」など具体的な指摘をもらい、改善することで自信がもてるようになりました。また、テンプレートの答えではなく、面接官とコミュニケーションをとるように、その場で質問の意図を考えて話すようになりました。
Q4.就職活動で大切だと感じたことは
早め早めに取り組むことが大切だと感じました。特にインターンシップは、エントリーシートや面接の練習になるので、早期に参加できたことは良かったです。また、インターンシップに参加したことで、就活に対するアンテナの感度が高まるなど、意識が変わるので1回でも参加することが重要だと思います。
Q5.これから就活に臨む読者へのアドバイスをお願いします
私が就職活動を通じて「金融業界でも理系の知識が活かせる」と、気付いたように、自分の研究に直結している分野以外にも、その知識を活かせるフィールドがあるはずです。とにかく早くから動き始めて、先入観を持たずに幅広い業界を見てほしいですね。
●就活プロフィール
就活開始 | 2014年6月 |
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就活終了 | 2015年8月 |
志望業界 | 金融 |
エントリー | 20社 |
面接 | 10社 |
内定社数 | 2社 |
内定先 | 大和証券株式会社 |
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