Q1.どんな仕事をされているのですか

入社してから7年目に至るまで、研究・開発部門に所属しています。最初の4年間は、食品包装関連への高付加価値・高機能化に関連するテーマを担当し、入社後すぐに製品開発の主担当を任されました。「ガラスの代替として樹脂が利用できないか、そのためにどのような機能を付与させれば良いのか」という点に着目しながら検討を進めました。その後は産業用途関連の材料開発を担当し、材料設計から量産検討まで包括的に開発を実施しています。

Q2.仕事のやりがいや印象に残っているエピソードを聞かせてください

現在取り組んでいるプロジェクトはトップからの期待も大きく、評価の言葉を直接もらえることもあるので、やる気とやりがいに直結しています。大学時代は机上の実験のみでしたが、会社では出口の見える研究開発に携われるため、「製品開発をしている」という大きな実感が得られます。これが私たちの仕事における一番の醍醐味かもしれません。

Q3.女性が働く環境としてはいかがですか?

私の周りの女性社員は、育休でしっかりと1年間お休みしてから復帰後は元の部署に戻ってきています。また、保育園へのお迎え等のために時短勤務もできますし、上司からは「早く帰らなくて良いのか」と声をかけてもらえる風土があります。女性には各種ライフイベントがあり、大変な時期はあるものの、それをサポートしてくれる会社だと感じています。

Q4.理系女子学生へのメッセージをお願いします!

“女性だからこそ”をうまく利用するのも一つの手かなと思います。理系の会社ではどうしても女性が少なく、肩身が狭くなりがちです。ただ、女性だからこそ、目立つことも多いです。私が新入社員の時、研究所配属の女性は私一人だったため非常に不安でした。しかし、研究所の先輩達は新人の私の顔と名前をすぐに覚えてくれ、いつも気にかけてくれたため、職場にすぐ馴染むことができました。周囲のそんなサポートもあって、私自身も積極的に発言、行動することで自分らしい社会人生活が送れたのではないかと思います。“女性だからこそ”を活用してありのままの自分をうまく表現し、自由に楽しみながら仕事に取り組んでほしいですね。

理系ナビCHECK

「多様な価値観、技術を持った人材が集まることでシナジーが生まれイノベーションを起こすことができる」三菱ケミカルはそう考えています。実際、同社では幅広い年齢層、様々な立場の女性エンジニアが活躍しており、特に研究開発では研究室長、グループマネジャーといった部署を束ねる女性管理職もいて、研究開発をリードしています。子育てをしながら働く社員も多く、育児短時間勤務制度やフレックスタイム制、テレワークなど活用して仕事と家庭の両立を図っています。各種制度を利用しながら短時間に集中して成果を上げられる環境があるということです。今後も同社は多様な意見を尊重し、誰もが働きやすい会社づくりに取り組んでいきます。

これまでのキャリア
1年目 研究開発部門に配属。フィルム・容器等の食品包装への価値・機能付与に関連する製品開発を担当。
5年目 産業用向けの製品開発に担当テーマ変更。研究開発部門でありながら、材料設計から量産検討まで包括的に担当。
5~6年目 開発製品の海外展開もあるため、英語のやり取りや海外出張の機会があり、海外に目を向ける機会が増えた。
7年目 出産予定。約1年間の産休・育休期間に入る。
プライベート紹介

友達に誘われてパン作り教室に参加してから、パン作りにハマりました。今は特にピザ作りにハマっています。ピザはアレンジが利くので、飽きずに楽しめています。最近の休日の楽しみと言えば、朝から行うピザ作りです。発酵等を行うため、生地完成まで時間を要しますが、その分とても美味しいピザになります。冬場は寒く、発酵が十分に進まないので、ある一定温度がキープできるオーブンが欲しいなって思っています。

  • 写真1

    長期連休も取得しやすい風土です。1週間のお休みを
    取得し、常夏の島ハワイでエンジョイしました。