Q1.どんな仕事をされているのですか

新卒入社以来、技術開発部 開発室に所属して、現在で3年目になります。工場内に開発部隊があるため、実際に鉄鋼生産の現場に足を運んで開発業務に携われていることにやりがいを感じています。就職活動中は素材から最終製品まで、一貫生産している会社で、ものの流れを知りながらものづくりに携わりたいと考え、神戸製鋼に入社を決めました。

Q2.仕事のやりがいや印象に残っているエピソードを聞かせてください

印象に残っているのは2年目に主担当になった鉄鋼製品の実体疲労試験(材料に繰り返し応力または変動応力を加えて疲労特性を求める試験)です。長さ1,000mm、幅・高さ500mm程度の大型の試験材を用いて、当室が開発した表面加工処理効果などを検証するために、実機実験を行いました。

大型の試験のため、現場のメンバーに時間と工数のかかる作業の協力をお願いすることが多く、人に動いてもらうことの難しさを感じたのと同時に、こちらが間違った指示をすると現場社員が怪我をするリスクもあり、安全管理面でも緊張感のある毎日でした。また、試験をすると予想とは違う結果が出ることがあり、その原因を特定する難しさも感じました。そのような難しい状況下でも、困ったり悩んだりしたときは上司、先輩が助けてくれたことは心強く、無事に試験を終えることができました。

Q3.女性が働く環境としてはいかがですか?

近年は当社でも女性採用数が増えていて、職場で女性社員の姿を目にすることが多くなりました。鉄鋼業界は男社会のイメージが強いかもしれませんが、性別によって不利を感じることはありません。働き方についても各種制度が整っていて、女性社員に対しては出産・育児による休職を見据え、若手のうちにキャリアアッププラン(出産・育児後の復帰がしやすいようにスキルアップを支援するプラン)が設けられています。会社として女性に長く働いてほしいという思いを感じます。また、定期的に女性向けの研修会があり、その中で他事業部の女性社員と交流し、女性間でしか話せない悩み事の相談もできるので、良い息抜きになっています。

Q4.理系女子学生へのメッセージをお願いします!

鉄鋼業は男性が多いイメージがあり、敬遠している理系女性もいるかもしれません。しかし、最近は女性も増えてきて、様々な制度・環境が整ってきています。さらに、男女関係無く、個人の意見を尊重してくれる雰囲気もあります。もし、不安があれば、一度工場を見学し、実際に職場の雰囲気を感じに来てください。就職活動中は将来のことを考えこんでしまったり、他人と比べたりしてしまって悩むことも多いかと思いますが、今自分が興味を持っていること、やりたいことに突き進んでいってほしいですね。

理系ナビCHECK

ダイバーシティ推進や働き方改革の取り組みなどを積極的に進めており、各種メディアからも注目されている神戸製鋼所。同社では「社員一人一人が最大限の能力を発揮し、活き活きと働ける職場」の実現を目指し、経営課題における重要な指針の一つとしてダイバーシティ推進を掲げています。働き方や価値観の多様性を認め、多くの社員が持てる力を十分に発揮できるよう、各種制度の整備はもとより、早期からスキルアップを目指せるような職場環境・仕組みづくりにも注力。働きやすいだけでなく、若手のうちから専門性、ビジネススキルの向上を目指し、チャレンジできる環境があります。

これまでのキャリア
1年目 鋳鍛鋼事業部 開発室に入社。
2年目 実体疲労試験を担当。人に動いてもらうことの難しさを実感。
3年目 現在。鍛造関係の開発に携わる。
プライベート紹介

飲むのが好きなので、同期や大学時代の友達とよく飲みにいきます。また、最近はリアル脱出ゲームにはまっており、職場の先輩方と参加しています。

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    飲むのが好きなので、休日はよく同期や
    大学時代の友達と飲みに行っています。

  • 写真2

    先日、友達とベトナム旅行に行ってきました。
    開放感のあるところで羽を伸ばすことが出来ました。