Q1.どんな仕事をされているのですか

ケガにかかわる損失の補償を目的とした傷害保険について、現在販売している商品の改定から新商品の開発まで、幅広い業務を担当しています。改定業務では、直近の保険金支払実績から適切な保険料率を算出し、保険料の改定を検討する数理系業務と、新しい法律の施行に伴う既存商品への影響調査などをする約款系業務があります。 新商品の開発では、最新の技術や話題を掘り下げて、何か新しい商品・サービスの提供ができないかということをチーム全体でブレストし、検討します。その他には、改定した商品について、改定内容が妥当だったのか、支払実務等に問題はないかなど、流通している商品の検証業務も行います。

私は現在、団体向け傷害保険の改定に携わっています。最近のニュースなどから、現在商品にどのような変化が生じているか、それを受けてどのような改定を行うべきか等を検討しています。

Q2.仕事のやりがいや印象に残っているエピソードを聞かせてください

ゼロから新商品を検討する過程で、損害保険の意義や必要性というものを強く感じられ、そのような商品開発に携われることにやりがいを感じています。また、自分の担当業務が直接お客さまに販売する商品に直結しており、広く世の中に出回っていくという影響の大きさを感じ、やりがいとともに大きな責任を感じています。

印象に残っている業務は、入社1年目で担当した認可申請案件です。はじめてメイン担当として約款系業務を担当し、改定案の起案から金融庁への説明資料作成まですべて一貫して担当することで、商品改定業務の全容が見えて非常にいい経験ができました。

Q3.女性が働く環境としてはいかがですか?

性別に関係なく、若手から責任ある仕事を任せてもらっています。一方で、女性にとっては、ライフイベントを迎えた際に働き続けることができるかどうかも大切だと思います。当社では、社員のワーク・ライフ・バランスの実践が重要と考え、様々な制度があります。出産についていえば女性だけでなく、男性の育児休業(パパ活休暇)取得を推進しており、男女ともに仕事と子育てを両立できる環境が整っています。

私も2016年8月より産・育休を取得しましたが、産後1年ほど経ったころから在宅での勤務を始めました。子供が昼寝をしている間などの隙間時間を活用することで生活にメリハリも生まれ、職場の方とのコミュニケーションもとることができ、無理なく勤務することができました。2018年4月より元の職場に復帰しましたが、在宅勤務をしていたこともあり、スムーズに業務に復帰できたと思います。現在はフレックス勤務のフルタイムで働いており、家庭の事情に合わせて勤務時間をフレキシブルに変更して働いています。職場の方々の理解・サポートに恵まれており、急なお休みをもらっても無理をしないようお声掛けいただいたり、業務量の配分に気遣っていただいたりと、みなさんのサポートのおかげで仕事と子育てを両立できています。

Q4.理系女子学生へのメッセージをお願いします!

理系だから、女性だからと視野を狭めず、色んな業界・業種を見てください。会社の制度が充実していることはもちろん大切ですが、自ら働きやすい環境を切り開いていくこともできると思うので、やりたいことをとことん追求してほしいと思います。

理系ナビCHECK

「社員一人ひとりがやりがいを持って、いきいきと働き、最大限の力を発揮することが、社員と会社の成長につながる」と考える三井住友海上。働きやすい環境を実現するために、出産・育児・介護休暇や育児のための短時間勤務はもちろん、パパ活休暇、保活コンシェルジュ(保育園入園活動支援)、といった独自の制度も完備。さらに、RPA(ロボットによる業務自動化)の試行による業務削減、全社的な働き方改革の推進による在宅勤務実施件数の大幅増加、残業時間の削減なども実現している。その結果、くるみんマークの取得だけでなく、厚生労働省が主催する「働きやすく生産性の高い企業・職場表彰」において、2017年度最優秀賞(厚生労働大臣賞)を受賞するなど、すべての社員がやりがいを持って働ける環境が社外からも高く評価されている。

これまでのキャリア
1年目 傷害長期保険部・傷害チームに配属。商品知識の取得から保険料の基礎まで、とにかく基礎勉強の毎日でした。
2年目 傷害長期保険部・商品開発チームに所属。商品開発業務に特化して、大型改定案件を担当。料率算出の基礎を一から勉強し、数理系のメイン業務を経験。結婚。
3年目 数理系業務、約款系業務の両方を担当し、日々勉強しながら、後輩の育成にも携わっています。8月より産・育休取得。
4年目 育休。
5年目 4月より復職。火災傷害保険部・傷害保険チームに所属し、引き続き商品開発業務を担当。大型改定案件の約款系業務を担当。
プライベート紹介

アクチュアリー取得を目指して勉強中です。仕事と勉強に追われる毎日ですが、平日は思いっきり働き、土日は勉強と家事にあてるなど、メリハリのある生活を心がけています。また、時には友人と遊んだり旅行に行くなど、しっかりリフレッシュしています。

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    休日に同期とビール工場へ

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    休暇を利用して旅行!学生時代の友達と仙台へ