株式会社かんぽ生命保険

日本最大級の生命保険会社で
理系人材(アクチュアリー・クオンツ・デジタル)として活躍する

かんぽ生命は、資産規模、販売チャネル、顧客基盤が日本最大級の生命保険会社である。全国2万局を超える郵便局を通じて、お客さまに簡易で小口な保険商品を提供するという唯一無二のビジネスモデルで事業展開を図っ ...
かんぽ生命は、資産規模、販売チャネル、顧客基盤が日本最大級の生命保険会社である。全国2万局を超える郵便局を通じて、お客さまに簡易で小口な保険商品を提供するという唯一無二のビジネスモデルで事業展開を図っており、これからもこのビジネスモデルを活かして、一人ひとりの人生を支え、お客さまの生涯にわたる安心を築いていく。

かんぽ生命のビジネスを支えているのが、理系職の「アクチュアリー」、「クオンツ」、「デジタル」だ。「アクチュアリー」は、保険数理の知識を活かし、保険料率の設定や決算などに関わる生命保険事業の根幹を担う業務をはじめ、商品開発、長期の収支分析など活躍の場は多岐にわたる。「クオンツ」は、数理科学的な手法を用いて、リスク管理の高度化や、投資戦略の立案などの業務に取り組み、リスク管理や資産運用部門など幅広い専門業務を手掛けている。「デジタル」は、マーケティング、顧客行動心理、データサイエンス、情報技術等の知識を活かし、DXを推進する人材として活躍する。

かんぽ生命は、これら理系が活躍できる理系職についての業務理解を深められる「総合職(アクチュアリー・クオンツ・デジタル)」コースのインターンシップを実施する。「専門家」たちと過ごすインターンシップを通じて、同社における理系職ならではのやりがい・醍醐味を感じられるはずだ。

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先輩インタビュー

浜野 恭行

はまの・やすゆき

リスク管理統括部 主査

立命館大学大学院 理工学研究科 数理科学専攻 修了

総資産63兆円、お客さま1,938万人を支えるかんぽ生命
若いころから経営判断に深く関わる、クオンツの魅力

かんぽ生命のクオンツ職を志望した理由は
学部生の頃、専攻である数学を活かして働きたいと漠然と考えていました。ある時、クオンツとして働いている研究室のOBに話を聞く機会があり、まさに希望している仕事だと思い興味を持ちました。
就職活動では様々な金融機関を検討しましたが、かんぽ生命に決めた理由は二つあります。一つ目は、資産規模が巨大であることです。資産規模が大きいということは、それだけ多数のお客様を支えていることであり、社会的なインパクトが大きい仕事ができると考えました。
二つ目は、私の就活年次にかんぽ生命のクオンツ新卒採用がスタートしたことです。「クオンツ第1期生」として、若いうちから豊富な経験をし、スキルアップできると考えました。実際に、確率論的なシナリオ分析を行う業務では、使用する理論モデルについて勉強しながら実務経験を積むことで、知識やスキルが身につき、現在はそれらを活かしながら経営判断に活用される定量分析を行っています。
仕事内容と、やりがいについて教えてください
リスク管理統括部のミッションは、会社資本に対してリターンが過少ではないか、リスクが過大ではないかといった視点で、戦略や現状の評価を行うことです。その中で私は、ROEVとよばれる資本とリターンのバランス、ESRとよばれる資本とリスクのバランスを表す指標を用いて定量評価をしています。
特にやりがいを感じているのは、経営計画の評価業務です。経営計画の評価は複数のシナリオを用いて多角的に会社の姿の分析をするため、使用するシナリオの決定は世界情勢やストレス強度の観点から検討する必要があります。また、今後の会社戦略を決定する重要なプロジェクトであるため、関連部署や経営陣と何度もコミュニケーションを図りながら慎重に計測前提を決定しています。営業部門・資産運用部門・経営企画部門など多くの部署が一体となって取り組むため、緊張感はありますが、完遂したときの達成感はひとしおです。
働く環境はどうですか
クオンツが所属している部署は他に、資産運用におけるリスク評価を行う運用リスク管理室や、月次や年間の資産運用方針の策定や評価を行う運用企画部などがあります。どの部署でも若いうちから責任のある仕事を任せてもらえるのでスキルアップできる機会が多いと感じます。私自身も、重要なプロジェクトにおける計測・分析や他部署との調整業務等、根幹となる役割を1年目から担当しており、責任感と大きなやりがいを感じながら業務に取り組んできました。
また、若手クオンツが自主的に集まって勉強会を定期的に開催するなど、切磋琢磨しています。かんぽ生命のクオンツ採用が始まってまだ7年なので、社員の年次も近く、横の繋がりが強いからこそ、日々の業務でも質問や相談をしやすい風土があります。
クオンツのバックグラウンドも様々です。私は数学専攻ですが、物理学や経済学の出身など様々な人材がクオンツとして働いています。クオンツは専門性の高い職種ではあるものの、多様な強みを持つ人材がいる集団というのは、組織として魅力的だと感じています。
理系学生にメッセージをお願いします
クオンツとして数理的な専門性を発揮し、財務の健全性を守るということは、かんぽ生命1,938万人のお客さま、そして63兆円の総資産を守るということです。この規模感は、かんぽ生命ならではだと思います。
クオンツの計測業務では、計測方法が明確に定まっていない場合もあります。その場合は、担当者の考え方やスキルによって前提条件や計測方法が変わり、それが分析の精度や結果に大きく影響します。特に、直面している課題に対し、真因の特定や解決方法の検討を適切に行うため、数理的・論理的に課題をかみ砕くことは重要なスキルです。若手のうちから一つひとつの仕事を丁寧に積み重ねることで、その考え方やスキルをさらに深化できることが、かんぽ生命のクオンツとしての大きな魅力だと感じています。
学生時代の専攻に関わらず、こうした数理的素養を発揮し、専門性を高めていく意欲がある方であれば、活躍できるフィールドが広がっています。
もちろん仕事は一人で進めるのではなく、上司や先輩に相談しながら行います。だからこそ、自ら課題を見つけ、主体的に動いて自分なりの解決方法を論理的に考え、仕事を進めていける「チャレンジ精神」のある方と一緒に働きたいと思います。