森北出版株式会社

広大な「知」の世界に、
人生を通して向き合う仕事。

※2024新卒採用のエントリーは終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

情報、電気・電子、機械、土木、建築、数学、物理学など、多岐にわたる理工学系専門書を出版している森北出版。「科 ...
※2024新卒採用のエントリーは終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。


情報、電気・電子、機械、土木、建築、数学、物理学など、多岐にわたる理工学系専門書を出版している森北出版。「科学技術の発展に貢献したい」という思いから、理解しやすく、実践的で、体系化された情報を次世代の担い手に提供し続けてきた。特に工学系で高いシェアを誇り、同社が手掛けた書籍を手にしたことがある理系ナビ会員も多いだろう。

森北出版では、編集者を積極的に新卒採用している。理系として培った専門知識が活きる仕事だ。本を作るすべての業務に携わるが、同社の編集職が最も力を注いでいるのが「丁寧なコンテンツづくり」である。企画立案から原稿の校正まで、著者と密接に意見を交換しながら作業を進めていく。若手社員も入社後すぐに先輩社員と組んで企画や編集に携わり、力を付けていくことができる。魅力的なアイデアがあれば、入社年次に関係なく、企画へとつなげることも可能だ。個人の裁量が大きいため、自分の手で何かを形にしたいと考える方にとって絶好の環境といえるだろう。

科学者やエンジニアの知の礎となる書籍を自らの手で生み出し、科学技術の発展に貢献する―そんなやりがいのある仕事に取り組んでみたいという理系学生のエントリーを待っている。

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先輩インタビュー

宮地 亮介

みやぢ・りょうすけ

森北出版株式会社 第1出版部/主任編集者

大阪大学大学院 情報科学研究科 修了

未知の世界・知られざる研究を「本」という形にして多くの人に届けたい

新卒時に森北出版を選んだ理由について教えてください
修士1年の頃は大学で学んだ知識を活かせるメーカーや、コンサル業界を中心に就活を進めていましたが、いざ内定が出ると「本当にこれで良かったのだろうか…」と思い悩むようになりました。私は昔から本が大好きで、小さな頃から本を作ってみたいという夢を持っていたため、「本当に好きなことを仕事にしよう」と考え直し、修士2年のときに出版業界に絞って就活を再開したのです。森北出版は就活サイトで初めて知った会社でしたが、自分のバックグラウンドを活かせる理系の専門書を扱っていたことと、忙しいイメージの出版業界にありながら、落ち着いた社風であったことにも魅力を感じ、入社を決めました。
どんな仕事をされているのですか
書籍の企画と編集を一貫して担当しています。企画は「どのような本を作るのか」「どのような著者に、どのような内容で執筆をお願いするか」を考える仕事です。そのため企画段階では、さまざまな先生とお会いして情報を集めたり、研究に関するヒアリングを行ったり、執筆内容に関する相談を行うために全国各地の大学や高等専門学校へ出張したりするケースもあります。編集は、著者の執筆した原稿を実際の本の体裁に落とし込んでいく仕事です。カバーの装丁や各ページのデザイン、原稿整理なども含め、さまざまな調整を行いながら本を完成させていきます。
仕事のやりがいについて教えてください
私の場合、「詳しく知るには論文を読むしか方法がなかった」という学術分野や研究内容を書籍化し、読者から良い反応が得られた際に大きなやりがいを感じます。たとえば最近では、絶版となってしまった翻訳本の再出版に関わる機会がありました。名著であったがために中古市場でもプレミアが付き、誰もが気軽に読める状況ではなかったのですが、私が関係各所にアプローチしたことで、当社から新版を発行できる運びとなったのです。その本が世に出た際には、SNSなどを通して喜びの声をたくさん目にすることができたので、本当にうれしかったです。
会社の環境や雰囲気はいかがですか
出版社でありながら理系の研究室のような雰囲気があると感じています。普段、オフィス内は静かな雰囲気ですが、相談したいことがあれば、周囲にいる上司・先輩・同僚に気軽に声をかけられますし、数人で議論することも珍しくありません。また、社長は工学博士、編集者も全員が理系出身者なので、理系の共通言語でコミュニケーションを取ることができます。
どんな方が貴社の仕事に向いているのでしょうか
一つの分野を突き詰めたい人よりも、さまざまな事柄に興味を持てる人の方が楽しく働けるかもしれません。当社の編集者は、それぞれが得意とする専門領域を持っていますが、「一人ひとりが幅広い分野を担当できるようになろう」という方針のもと、専門領域だけにとらわれることなく、さまざまな分野の本を担当することが可能です。たとえば私は、大学で学んでいた情報科学を得意領域としていますが、それ以外にも数学や機械、土木などの専門書も作ってきました。自分が詳しい分野ではないからこそ、知的好奇心を刺激されますし、新しいものを知り、学ぶ喜びを感じられます。
就職活動をしている理系学生へのメッセージをお願いします
理系学生は、自分の専門に合わせて業界・企業を絞り込む傾向がありますが、もう少しフラットな視点を持ち、幅広い業界やさまざまな仕事を見た上で自分に合った就職先を選んでもいいと思います。私は最終的には出版社に就職しましたが、修士1年のときにメーカーやコンサル業界を見ていたことが無駄になったとは考えていません。最初から視野を狭め過ぎることなく、自分の可能性を広げるような意識を持って就職活動を進めてみてください。