Q1.どんな仕事をされているのですか

私の所属部門はID管理・認証システムとデータ保護システムを専門としていて、あらゆるサイバー攻撃からお客様の重要なデータを守ることがミッションです。私の担当は、1組のID・パスワードで複数の情報システムへログインできる認証システムで、現在は製造業のお客様向けのプロジェクトでシステム設計を行っています。

Q2.仕事のやりがいや印象に残っているエピソードを聞かせてください

やりがいを感じる場面はたくさんありますが、少しでもより良いシステムにするために一つひとつ問題を解決する、その過程に何より面白さを感じます。堅牢なシステムの構築は非常に難しく、セキュリティーの領域では小さなミスから大規模なトラブルに繋がってしまうこともあります。問題を解決し、お客様への影響を最小限に抑えられた時は大きな喜びを感じますね。また、いろいろな人と関われる点も楽しいです。プロジェクトでは様々な文化のお客様と共に働くので日々発見も多く、刺激的です。
印象に残っているのは、入社2年目から1年半ほど関わった、社内・社外2つの認証システムを構築するプロジェクトです。お客様から課題を聞いて解決策を検討する初期フェーズから、システムが本稼働する最終フェーズまで、一通りのプロセスを初めて手掛けることができました。また、このプロジェクトは通常よりも短期間で完了する必要がありましたが、プロジェクトメンバーからお客様まで、関係者全員が一丸となって前向きに取り組むことで、本稼動に漕ぎ着けたときの達成感は今でも忘れられません。本稼働後、日常生活でそのシステムが使われているところを見たときは嬉しかったですね。 このプロジェクトを通じ、チーム内外の様々な作業やプロジェクト全体の流れを把握できるようになり、現在の仕事にも活きています。さらに、プロジェクト成果が社内表彰され、その後の自信にもつながりました。

Q3.女性が働く環境としてはいかがですか?

IBMは、年齢、性別、人種などで社員を判断することは一切なく、一人ひとりの能力をしっかり見てくれる会社だと感じています。そのような文化が全社に根付いているので、私自身も仕事内容や評価に性差を感じたことはありません。活躍している女性社員も非常に多く、私が所属している事業部の本部長も女性ですし、子育てしながら仕事をしっかりこなしているマネージャーもいます。社内には女性や若手のコミュニティー活動もあり、どんな人にとっても働きやすい環境があると感じています。

Q4.理系女子学生へのメッセージをお願いします!

たくさんの方々の話に耳を傾けてください。一つのことにこだわらず、周りを巻き込んで協力しながら就職活動に取り組んでください。私自身、本当に周りに助けられました。就職活動がこれからの方は、学科にかかわらず色々なことを経験してほしいですね。きっと就活に役立つはずです。

理系ナビCHECK

社会的にまだ女性の活躍の機会が限られていた1911年の創業当初から、黒人女性をはじめ多様な人材を採用するなど、一貫して機会均等の信念を貫いているIBM。同社のイノベーションの原動力は多様性。ダイバーシティ推進を経営戦略の軸の一つととらえ、人種・信仰・国籍・性別・性的指向・障害の有無・年齢などに関わらず、すべての社員が最大限に能力を発揮し、自らキャリアを築ける環境を整えてきました。日本IBMでも、1998年に「Japan Women's Council (JWC)」を発足させ、女性の活躍推進や「在宅勤務」、「短時間勤務」の制度化に取り組み、現在では管理職における女性の割合は14%を超えています。現状にとどまることなく、IBMは継続的に様々な制度の見直し・改善に取り組んでいます。

これまでのキャリア
1年目 グローバル・テクノロジー・サービス事業本部に配属。研修後、様々な業種向けのプロジェクトに参加し、システムのインフラ構築などに従事。
2年目 新設されたセキュリティー事業本部に配属。金融のお客様向けの認証システム更改プロジェクトで、設計〜本稼働までを担当。
3年目 金融のお客様向けの認証システム更改プロジェクトで、プロジェクトの全ての行程に参画。
4年目 製造業のお客様向けのプロジェクトで、認証システム部分の主担当としてシステム設計を実施。
プライベート紹介

旅行が趣味で年に2~3回海外旅行に行っています。その他、仕事で得たスキルを活かして子供達にITを教えるボランティアもしています。これからもっとITが必要とされる時代に子供達と楽しく関われていることに充実感を感じます。

  • 写真1

    2017年9月に夏休みを使ってエジプトに
    旅行した時の写真です。1週間程度の旅行でした。

  • 写真2

    旅行以外だと、趣味は読書で、
    本や雑誌を読む事が好きです。